54声 ビバノンノン

2008年02月23日

顔は寒みぃし、湯は温りぃし。
背中越しの女湯からは、ババアの上州弁しか聞こえてこねぇし。
混んでて岩は空いてねぇし。

などとぼやきつつ、先程まで日帰り温泉の露天風呂に入っていた。
お気に入りの岩ってのは、露天風呂の縁に設置されている岩の事で、
体をもたれ掛けるのに丁度良い具合の岩が、たまたま空いていなかったのである。
岩が空いていないと、風呂の中で座っていてもなんだか具合が悪い。

風呂の中で体育座りをしていると、斜め横のおやっさんが立ち上がったので、
すかさず岩位置を確保。
体をもたれ掛け湯に浸かっていると、しだいに「のほほ〜ん」としてきた。
これは非常に描写が難しいのだけれど、ともかく「のほほ〜ん」状態。

岩にもたれかかって目を閉じて浸かっている。
すると、顔が寒くて湯が温いのも、だんだん気持ち良くなって来た。
背中越しの女湯から聞こえてくる声も、良く聞けば若々しく艶かしいではないか。
何事もうまく運んでいるのだ。
ババンババンバンバン、ハァ〜ビバノンノン♪

風呂から上がると、背中が若干痛かった。
打たせ湯に打たれすぎたのかなぁ。