58声 功すれば罪 その後

2008年02月27日

テクノロジーの悪い所を思い出しちまったんで、引き続いて述べている。

まったく、月に向って吠えたってな件でスッキリ文章を終わりにしとけば良いのだが、
ダラダラと間延びさせてしまう。
これは私の悪い癖で、まぁ無くて七癖あって四十八癖と言う位だから…、
とますます悪化の一途を辿る気配。
気配を感じたので、今なら戻れる。

テクノロジーの悪い所と言うか、使う人間にとって具合の悪い所は、その「依存性」である。
つまり、使っている内にドンドン「依存癖」が付いてしまう。
コレが良くない。

例えば、ペンで紙に文章を書いていて、分からない漢字が出て来たとする。
その漢字をどうやって調べるか。
大半の人がまず、携帯電話の機能で調べるか、近くにパソコンが起動していれば、それで調べる。
分厚い辞書を出して、頁をパラパラなんてやっている人は少ない。
職業的に文章作成をする人や、一般公開型の文章作成をする人等の手の込んだ文章作成家は除くとして、
大半の人が使えるテクノロジーを使うだろう。

この様に、テクノロジーの術中にハマった現代人各位は、
「アタイもう、テクノロジー無しじゃ生きていかれないの…」
と、夜な夜なか細い声で囁くのだろう。

ペンで文書作成する機会の減少は、必ずしも現代人の漢字記憶力の減退に比例しないが、
テクノロジーを使用する機会の増加は、現代人の便利依存性の進行に比例していると感じている。
そして、「この話のオチ部分だけ妙に真面目腐ってしまったなぁ」とも感じている。