77声 若年寄のデモ行進

2008年03月17日

今日は3月17日。
彼岸の入りである。
暑さ寒さも彼岸までと、先人達は良く言ったもので…。
ってな年寄りじみた話ばかり書いているから、会う人会う人に「若年寄り」なんて言われてしまうのだ。

ここ、「和のカルチャースクールほのじ」での一幕。

はじめまして。
えっと、ダレでしたっけ?
はい、抜井と申します。
あーっ、「日刊 鶴のひとこえ」。
えっ、でも若い…ですよねぇ。

「でも」ちゅうのはなんだ、でもちゅうのは。
と、胸中にて驚く相手に対してつっ込みを入れている瞬間、横から酔っ払った誰かが言う。
「でも中身は60歳ですよ」
またまた「でも」である。
もう私の胸中では、「若年寄に市民権を!」と言うプラカードを持ったデモ隊が行進。

こうなったらいっそ、書斎の文机に座って、愛用のモンブランの万年筆に墨をたっぷり吸わせ、
渋茶などを啜りながらこの原稿を書いてやろうか。
しかし生憎、私の家には書斎も文机も無い。
寝床の直ぐ横にある、そこらのホームセンターで買った机の上で、背中を丸めながらキーボードをカチカチ。
書くと言っても、時折ボールペンで頭を掻くぐらい。
でも、モンブラン食いながら渋茶ぐらい飲んでやる。