91声 夜桜公園までの夢路

2008年03月31日

今日で三月も終わり。
年度替わりで、何かと街がザワついているこの時期。
春休みの学生達を、街中で良く見かける。

自転車を漕ぎながら、楽しさが体からこぼれ落ちている小学生の男の子女の子。
手を軽く繋ぎながら、恥ずかしさで顔から火が噴出している中学生の男子女子。

満開の桜の下、そんな光景を眺めていたせいか、つい昔話を書こうとしている自分がいる。
しかし桜ってのは、なにかと昔を思い起こさせるモノである。

「はて、去年の桜はどこで見てたっけなぁ」

たしか、伊勢崎市華蔵寺公園で見ていた。
レモンサワーとおでんで一杯やりながら、夜桜を見ていたのだった。
隣に座っていたのは「ほのじ」の店主。
私が「夜桜における公園の浮世離れ化現象」について、
くどくど絡んでいた様な記憶がある様でない様な。
日常生活が浮き足立っている私なので、もはや夢路を辿っている様な具合である。
そんな人間が書いている事ゆえ、ゆめゆめ真剣に読まれるな。