95声 夕桜推進委員会

2008年04月04日

昼、青空の下に咲いている桜は可憐に見える。
そして夜、街路灯のぼんやりとした光に照らされる姿は、驚くほど妖艶である。
昼の顔と夜の顔それはまるで…。

ってな、今日は売れない不倫小説風な書き出しであるが、そんな色っぽい内容はここでは背広に草履なのである。
つまり、この「鶴のひとこえに」には似合わないってな意味。

洒落の解説なんて、また野暮な事をやってしまった。
どうして自分はこう無粋者なのだろう、あぁ風の吹くまま気の向くまま何処かに行ってしまいたい。
私の憧れは、背広に雪駄に革鞄だ。
もっと言うと、葛飾柴又帝釈天だ。

今日は妙に洒落っ気づいているけれども、昼と夜の狭間で夕焼け色に染色された桜を描写して書きたかったのだ。
「けっ、気取り腐りやがって」と、お感じの腐りかけの諸君。
夕方、缶ビールを持って桜の下に来なさい。