108声 さて、さて、さては文金高島田 前編

2008年04月17日

大阪道頓堀の大型食堂「大阪名物くいだおれ」が、今月12日に閉店を発表した。
それに伴って、同店の看板人形である「くいだおれ太郎」の行く先が案じられている。
店には連日、くいだおれ太郎見物客が押し寄せ、県内外の大手企業や各種団体から買取の打診が殺到。
話題が話題を呼んで人気爆発である。

思うのだが、日本人は何かと巨大ディスプレイ人形を店頭に置きたがる様である。
商店街の薬局の店先には、大抵カエルやゾウが笑いながら立っているし、外資系ファーストフード店先には、
全身白ずくめの太ったじいさんやパーマ頭の怪しげなピエロのおっさんがいる。
最後の二つは、本国では置いていなくて日本だけらしいからね。

ちんどん屋ルックのくいだおれ太郎を入れて、そのどれもが自宅には尋ねて来てもらいたくないタイプ。
ピンポーンでドア開けて、パーマ頭のあやしげなピエロのおっさんが、あのド派手な格好で立ってた日にゃぁ、
これはもうホラーである。
確実に事件性を帯びた、ダークな香りが漂っている。

文字数の関係上、続きは明日になります。