113声 深夜の瀬戸際本線を蒸気機関車は加速

2008年04月22日

宵っ張りで何かの原稿を書いている。
まぁこの「鶴のひとこえ」でも良いんだけれども。
そろそろ床に就かないと、いよいよ明朝起きられないだろうと言う瀬戸際の深夜時刻に差し掛かる。

「さぁ、終わったから寝よ」ってんで、布団を被って無理やり目を閉じても、
そう「ドラえもん」の「のび太」の様にすぐには眠れない。
どうも、気持の芯の方で焚き火を囲んだお祭り騒ぎが開催中。
つまり、気分が高揚していて目が冴えているって状態。

文章を書いている時ってのは、どうも心の中に炎を燃やしている様で、
書き進めて行くにつれドンドン火に薪をくべていく。
燃え盛る炎に比例して、原稿の進みにも拍車がかかる。
蒸気機関車人間と化している様である。
なので、終わったからと言ってすぐには寝れない。
燃え盛る炎を消火して、加速している機関車を止めなければならないのだから。

さぁ、今日も勢い良く燃えている焚き火の周りに、
祭りのハッピを着た人達がチラホラ集まりはじめて来た。
今日のところは早めに水をぶっかけてしまおう。
そして、深夜の瀬戸際本線を走る蒸気機関車の乗客たちに車内アナウンス。
「突然だけどお客さん、次終点だよ」