130声 染めろ

2008年05月09日

今日、取材で高崎市の「日本絹の里」に伺った。
メインの記事となる染色体験教室に参加させてもらった。
これがまた面白かったのである。

今回は草木染め。
これがまた、まず身近な物で出来るのが良い。
そして、手順が分かりやすい。
大雑把に説明してみる。

1.丁子(ちょうじ)っちゅう乾燥させた花蕾を煮出して作った染料液を、寸胴で沸騰させる。

2.沸騰したらぬるま湯に浸しておいた絹のストールだとかハンカチなどの布を入れて、
かき混ぜながら15分煮詰める。

3.みょうばんの媒染液に布を入れて、かき混ぜながら15分媒染する。

4.媒染した布を水洗いして、また染料液に入れてかき混ぜながら15分煮詰める。

5.取り出して、水洗い脱水乾燥で完成。

この工程で、布が淡い黄色で趣ある色合いに染まるのである。
太陽に透かして作品を見ると、なんとも絶妙な風合い。

社会の荒波染めによって、いささかおはぐろ色に染まった自分の腹の中もいっその事、
草木染めで染めてみようか。
そう言えば、この「めっかった群馬」の「学校ほのじ」でも、草木染めで小物を作る講座があったっけ。

・和のカルチャースクール「ほのじ」