135声 黄昏の路地裏銭湯捜索

2008年05月14日

今日、仕事が終わった後に高崎の街中をうろついていた。
黄昏が迫る六時過ぎである。
目的は銭湯。
銭湯等を探して、右往左往キョロキョロうろうろ。

なかなか見つけられない銭湯があるのだ。
銭湯ちゅうのは大抵、車が入れない様な路地裏にあるし、
何より情報が少ない。
HPを持っている県内の銭湯なんて数えるほどで、
人に聞いたところでまず知らない。
付近まで行って地元民に聞いても良いのだが、
「最近路地裏で、銭湯の所在を嗅ぎ回っている怪しいヤツがいる」
なんて噂がすぐ広まりそうなので、それは止めている。

車で入れる所まで行き、後は徒歩で捜索。
屋根を見ながら歩く。
「風呂屋の煙突」を探す為である。
嗅覚に集中しながら歩く。
「風呂屋の匂い」を辿る為である。
「オレはケーサツ犬か!」
と我に返る事も無く、同じ道を何度も行き来。

下校途中の小学校高学年位の利発そうな女の子が、
目玉を大きく上下に旋回させながら、すれ違いざま訝しげな眼差し。
私は後頭部を掻く振りをしながら、発見出来ぬままそそくさと退散。
帰り際に八百屋の前を通ったら、
若奥さんらしき人が子供らしき女の子と一緒に大根を選んでいた。