136声 潤いを与えるギャングな成分

2008年05月15日

突然だけど、シャンプーの成分。
あの、パッケージの裏側に小さい文字で印刷されているヤツね。
あれを読んでいると、人を小馬鹿にした様な名前のヤツがいて面白い。
ちょっと、見てみて。

まずは、
「グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド」

奇妙に長いが、言葉の配列が怪しいので早口言葉にもならない。
無理に早口で言ってみたところで、まったく意味不明なので虚しい。
特に、出だしの「グアー」ってトコロが異質であり、
他の「オレイン酸」だとか「クエン酸」だとかの成分とは一線を画している。
なんとなく、成分世界の悪役と言う雰囲気が漂っている。

そして極め付けが、
「ドデシルベンゼンスルホウ酸TEA」

「ドデシルベンゼン」が苗字で、「スルホウ酸TEA」が名前って具合だろうか。
のっけから、「ドデシルベンゼン」である。
「えっ、コイツを入れちゃって良いんですか」
と、いささか弱気になってしまう位、どことなく「悪」な威圧感。
そしてその後が、「スルホウ酸TEA」。
なんだか、一気に古洒落たインテリ風になってしまった。
「TEA」ってのが、「海外」を連想させ、
田舎者が初めて外人を見る様に、ちょっと距離を置いてジロジロしてしまう。

そしてこの二つが合わさると、「ドデシルベンゼンスルホウ酸TEA」になる。
さしずめ、インテリヤクザと言った雰囲気だろうか。

しかし、コイツ等が居るからこそ私の髪は、
「深みのある、うるんだ輝きのある髪へ。」とやらになるのである。