137声 前頭葉電光掲示板

2008年05月16日

週末は天気が良さそうで、また夏日の気配が窺える。
ってな訳で、備えあれば憂いなし。
本日夕方、ビールの大量購入を目論んで行きつけの酒屋に出掛けた。

店内ビール売り場にて、各種ビールもどきの御仁を物色している折、「銀河高原ビール」を発見。
その高級感あるビール缶に、指をくわえつつ羨望の眼差しを向ける。
そこで気付いたのだが、銀河高原ビールだけ値札がついていないではないか。
すぐに近くに居た、黒ぶちメガネの青年店員を呼び寄せ問い合わせ。
すると黒ぶち君、テレビリモコンの様な端末で、缶のバーコードを「ピッ」とスキャン。
「148円です」と、端末のモニターを眺めながらボソッと言って帰った。

とすると待てよ。
ここの発泡酒が「125円」、こっちのビールが「175円」そんでこの銀河高原ビールが「150円」。
「それ買え!」
っと、右脳と左脳がステレオでまくし立てる。
しばし呆然と、商品陳列棚の前で直立不動。
隣に来た、だらしない格好の若いカップルの男が、
「おれぇすくりゅーどらいばーかっていー」と、粘着性のだらしない口調で女に言った。
「えーあーしこっちのほがーいー」と、これまた粘着性のだらしない口調で男に言った。

それをしりめに、私は一心不乱に持っているかごの中に、銀河高原ビール350ml缶を入れた。
貧乏性のだらしない笑顔を浮かべつつ、入れたビールの数は10本。
すぐさまレジへ直行。
赤いTシャツの小太り姉ちゃんが、「ピッ」とスキャン。
レジの簡素な電光掲示板に表示された数字は「248」。
すると赤Tちゃん、「248円が10点。合計2,480円でぇーす」と愛想の無い応対。
またもや、しばし呆然とレジの前で直立不動。
頭中の前頭葉電光掲示板に表示された文字は、「キキマチガイ」。

そして現在、風呂上りに冷えたグラスで飲む銀河高原ビールは最高であると宣言。
一気にグラスを空ける。
すると、前頭葉電光掲示板には「カッテヨカッタ」の表示。
この「鶴のひとこえ」に、貧乏性のだらしない言葉を並べつつ次の缶に手を伸ばす夜更け。
外で蛙が鳴いている。