142声 メッセージ・イン・ア・ヒトコエ

2008年05月21日

「メッセージ入りの瓶」って言う物があるでしょう、
英語で言うと「メッセージ・イン・ア・ボトル」で、同名の映画にもなった。
瓶の中にメッセージを書いた手紙を入れて、海に流すアレね。
未だ見ぬ世界の人との交流か、無人島からのSOSなんて用途で使われる。
「近いな」と、不意に今感じたのである。
その行為に。

来る日も来る日も夜な夜な、こう書くとなんだか藁人形と五寸釘を持って出掛けたくなるが、そうじゃない。
この「鶴のひとこえ」に文章を書いて、インターネットに流す。
それは、メッセージを書いた手紙を瓶に入れて、海に流す行為と似ている。
インターネットもまた海に近い、その向こうには未だ見ぬ世界が広がっているのだから。

では一体、毎日毎日何のメッセージがあって流しているのだろうか。
未だ見ぬ世界の人との交流、群馬県高崎市からのSOS、どれも違う。
いや、SOSだけは合っているかな。
いやいやいや、そんなたいそうな行為ではない。
考えてみると、ちと常軌を逸した行為である。

だって、毎日流しているこの海辺を見て御覧なさい。
瓶だらけじゃないか。
えっと、今日はこれで142個目の瓶だ。
それ!