家に帰って来て、デジカメのSDカードデータをPCのHDに移す。
(やたらと略語が多くなっているけどご勘弁)
データを整理していてゲンナリ。
撮って来た銭湯の写真が、殆どブレているではないか。
特に脱衣所の中が酷い。
銭湯は、もとい公衆浴場ってのは写真を撮るのが難しい。
その概観は大丈夫だが、問題は室内。
シレーっと行ってコソーっと撮っていたら、
コレ盗撮になってしまうので番台のおばちゃんへひとこえかける。
「写真撮っていいですか、中をちょこっと」
快い返事を頂ける所もあるが、そうでない所もある。
大抵は訝しげな顔。
まぁ、致し方ない。
「じゃあ少しだけならいいよ」
ってんでサササッと撮っていると、
デジカメの液晶モニターの中に、
ステテコを履いてるおやっさんが見切れてたりするので、
撮ってる方も気が気じゃない。
結果、大半の写真がブレブレ。
いっその事、コンデジ(コンパクトデジタルカメラね)じゃなくて、
一眼レフの厳つそうなカメラを首から下げて行ってみようか。
この時のストラップは、
「Canon」とか「Nikon」とかの文字が縫ってある純正品の物でなく、
黒無地の「いかにも風」な物が良い。
そして、番台のおばちゃんへおもむろに差し出す名刺の肩書きは、「銭湯写真家」。
呆気に取られているおばちゃんの顔を「パシャリ」。
うまく行きそうな気がしてきた。
うまく行きそうだけど、一眼レフ持ってねぇや。