147声 銭湯写真家

2008年05月26日

家に帰って来て、デジカメのSDカードデータをPCのHDに移す。
(やたらと略語が多くなっているけどご勘弁)
データを整理していてゲンナリ。
撮って来た銭湯の写真が、殆どブレているではないか。
特に脱衣所の中が酷い。

銭湯は、もとい公衆浴場ってのは写真を撮るのが難しい。
その概観は大丈夫だが、問題は室内。
シレーっと行ってコソーっと撮っていたら、
コレ盗撮になってしまうので番台のおばちゃんへひとこえかける。
「写真撮っていいですか、中をちょこっと」
快い返事を頂ける所もあるが、そうでない所もある。
大抵は訝しげな顔。
まぁ、致し方ない。

「じゃあ少しだけならいいよ」
ってんでサササッと撮っていると、
デジカメの液晶モニターの中に、
ステテコを履いてるおやっさんが見切れてたりするので、
撮ってる方も気が気じゃない。
結果、大半の写真がブレブレ。

いっその事、コンデジ(コンパクトデジタルカメラね)じゃなくて、
一眼レフの厳つそうなカメラを首から下げて行ってみようか。
この時のストラップは、
「Canon」とか「Nikon」とかの文字が縫ってある純正品の物でなく、
黒無地の「いかにも風」な物が良い。
そして、番台のおばちゃんへおもむろに差し出す名刺の肩書きは、「銭湯写真家」。
呆気に取られているおばちゃんの顔を「パシャリ」。

うまく行きそうな気がしてきた。
うまく行きそうだけど、一眼レフ持ってねぇや。