今朝の事。
いつもの時間に起床。
調子が良い時に限って働く直感によって、
時刻は目覚ましセット時間の5分前である。
「よし、カーテンでも開けるか」
ってんで、おもむろに起き上がると、薄暗い部屋の左隅に何やら物陰。
物体を確認。
瞬時に神経伝達系統が硬直。
心臓が飛び跳ねて肺にぶつかった。
「からかさ小僧だ」
そう、その物体はからかさ小僧。
あの「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくるでしょ。
ひっくり返しの傘に、下駄履いた足が一本で手が二本あって、
真ん中に目玉が一個くっ付いてる妖怪。
舌出しながら、ピョンピョン飛び跳ねてるアイツ。
いやでも待てよ。
足も無けりゃ、手も目玉も無い。
もちろん飛び跳ねてもない。
おまけに白い。
こりゃ番傘だ。
この前お土産で貰った。
ほっと胸を撫で下ろす。
先日、お土産で何故だか頂いた番傘であった。
昨夜、この番傘を用いて部屋で歌舞伎者ポーズの練習をして、
立て掛けて置いたのだった。
柄を下にして置いた格好が様になったので、
下向きにしておいたのが仇になった。
「チィッ」朝っぱらから驚かせやがって。
目線を外したら、呼応する様に番傘の野郎、バランスを崩して「ガタン」。
そんで私、小動物の如き反応。