5133声 忘却の彼方

2022年05月29日

娘が10ヶ月で初めて母から離れ、保育園に行き始めた時、我々も非常に心配したし、妻は預けた初日、何をして良いか分からず、なぜかワインを泣きながら飲んでた。そんな娘は、保育園で大好きな先生ができて、その先生の後をハイハイでいつも追っていたそうだ。初めての場所で藁をもつかむ気持ちで、母なるものを見つけたのだろう。その先生も娘をとてもかわいがってくてれ、園でも仲良しの2人だった。その先生は3月で退職されたのだが、運動会には来賓という形で出席されていた。始めは席に着かれて応援していたが、プログラムも後半に迫る中、家の娘のところまで来てくれ「○ちゃんに会いたくてきたのよ。」と笑いかけてくれた。他人の私でもホロッと来そうな優しいまなざしであった。が、元祖塩対応の輪が娘は、僅か2ヶ月で完全に先生を忘れており、抱きかかえられると泣いて嫌がるという有様。いや~私も2ヶ月会わなかったら同じ運命だろうと思うとゾッとした。