10年近く置いておいた泡盛を開けた。
2003年、山形国際ドキュメンタリー映画祭の沖縄上映の際に
手伝い(半分観光?)で行って買ったものだ。
開けなかったもう1本には『ウンタマギルー』で知られる
映画監督・高嶺剛さんにその場で書いてもらったサインがある。
『ウンタマギルー』という映画では、小林薫演じる沖縄の若者が
頭に槍が刺さったまま海辺をさまよい歩くシーンがある。
彼は「マブイレスマンだ」と高嶺監督は言う。
マブイとは「魂」のようなものらしい。魂を亡くした男・・
先日会った女の子が、
「仕事で行った島国で会った原住民があまりにきれいで、
エネルギーに満ち溢れていて、ここに私を置いてって
ってお願いしたんです!」
と冗談まじりに話していた。
彼ら原住民ってやつは、マブイが強いのかもしれない。
便利になればなるほど、弱くなるものもある。
魂を亡くすにも才能が必要な気はするが、
泡盛ばっか飲んでマブイレスになって海辺をさまよう、
なんてこともしてみたい自分がいる。

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