2438声 まちの学校

2015年06月12日

群馬県内あちこちで、何かを知りたい人が集まってその場その場が大学になる。

 

そんな校舎も入学試験もない市民大学「ジョウモウ大学」ももうじき4年を迎える。最近の授業としては、桐生にある天然酵母パン屋を教室にした酵母の世界授業(ただのパン作りではないことが肝)。渋川のジャム屋が講師となり畑でひたすらカモミールを摘む授業。ちょっと前では、魅力的ないらないモノを持ち寄って愛でる授業など、目的を立てつつも参加者の横のつながりを大事にした個性的なワークショップを展開している。

 

2011年の創立時、県内で同時多発的に授業をしよう!という提案を受け、先に書いた中之条ビエンナーレを舞台に「中之条ビエンナーレができるまで」という授業を提案させてもらった。完成したアート作品だけじゃなく、普段は見られない制作過程を見ることこそがおもしろいんじゃないか、という思いつきから立ち上げた企画だった。その2年後の2013年も同様の授業を行い、今年はその2年後の2015年ですからね・・久しぶりにジョウモウ大学の拠点である高崎のMOTOKONYAを訪ねた。

 

「大人が真剣に楽しめる場所を作ることで、学校でも会社でもないサードプレイスを創る」という言葉がわかりやすいか、ジョウモウ大学のような活動は、聞けばたいがいの人が「いいね!」というのではないだろうか。けれど、イベントなどに関わっている人ならウンウンと思ってもらえると思うが、事を3年以上続けるのは容易くはない。MOTOKONYAに集まるデザイナーや建築家、大学の先生や、OL、主婦や学生など年齢も職種も違う人たちを見て、当初と比べて認知度もぐんと上がったよなぁと思うと同時に、昔と変わらないゆるい感じ、が良いなぁと思った。こういった集まりで大事なのは「参加者一人一人が、いかに自分事として楽しめるか」だからね。

 

ちなみに、過去には(ぬ)の人こと抜井さんも俳句授業で先生をつとめ、(ほ)の人こと堀澤さんも先生になり受講者に白菜漬けのチョコレートコーティング(!)を食べさせていた記憶がある。今年には「ゆたり出版」から「ひとが輝くまちの学校」というジョウモウ大学本も出版された。

 

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