年に一度の楽しみがある。
桐生の八木節祭りに行くこと。
今日がその日だった。
今年はひとこえ執筆者である抜井とすーさんと一緒に、他にも友人を交えて行ってきた。
夕方16時過ぎに桐生駅に到着。
まちなかはずらりと列ぶテキ屋の一群、そこに列をなす夏休みの子供達、思い思いに道路に張ったテントで昼から飲んでいる住民などで溢れていた。
三日間の祭の最終日だからか、街はどことなく疲労感を漂わせている。
ところがこれが八木節音頭がなり始めた途端に街じゅうからアドレナリンが分泌しているかのような高揚感に包まれるのだから、八木節の音の力はすごい。
ここ数日の中では幾分過ごしやすいとはいえ炎天下の桐生の街をウロウロして、冷房の効いた料理屋から行きつけの雑居ビルの屋上ビアガーデンへ。
この夕暮れを見るために来た、と言っても言い過ぎじゃないくらいの特等席に腰を下ろす。
眼下には、今か今かと八木節が始まるのを待つ櫓と人の波。
桐生盆地を縫うように走る両毛線。
その向こうに沈む夕陽。
十分ですこれで。
それにしても、今年は踊ったなぁ。
息も絶え絶え踊った踊った。
来年は岡安さんも交えて、あのビアガーデンで句会をしたいねぇ。

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