569声 ダブルチョーキング

2009年07月22日

本日、自分が以前から好きだったギタリストの訃報が、Yahooニュースに載っていた。
学生時分、俄かにロックを聴く様になり、自分でも演奏する様になった際に、
多大な影響を受け、更にのめり込む切っ掛けとなった、
「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」と言うバンドの、ギタリストだった。
つまりは、憧れの存在である。
今年に入って、偉大なミュージシャンの他界が多い。
2009年は、日本ならずとも世界の音楽史にとって、悪夢の年である。
そしてまた、様々な形で展開される「追悼」によって、
故人の偉大な足跡を再認識するのだろう。
しかしそれは、生きている私たちの驕りでもある。
姿が無くなって、今後の作品が聴けないのは残念であるが、
自らの記憶と、過去の作品は、しっかりと残っている。
いつでも其処に、音楽と、在る。
そして時々、驕った私たちは、夜な夜な酒場の隅などに集まって、
あなた方の偉大な功績で、一杯やる心積もりだ。
皆既日食の日。
夜半の虚空に黙祷。