明日より、「秋、酒蔵にて」が始まる。中之条町の旧廣盛酒造で毎年開催されている、漆・鉄・陶芸・ステンドグラス・革・・・個性豊かなクラフト作家の展示会だ。
あれは2011年だったか、めっかったぐんまの(ほ)、堀澤さんと初めて会ったのも酒蔵展だったと思う。料理担当で参加していた彼の「鶏肉のぬか漬け」を食べて、美味しさと意外さに目がチカチカした。
毎年何らかのテーマをつけ、様々な作家がそのテーマに向けての作品を発表することがこの酒蔵展の大きな魅力なのだけれど、今年は「句でも詩でも尾崎でも」という題がついている。
紀世彦ではないだろうから、尾崎はきっと豊だ。尾崎豊はずっと聞いていない。青臭さや、まっすぐさが、今の僕の耳には合わない。
酒蔵展に出る作家たちに共通していて、僕が好きなのは彼らがとても人間くさいところだ。近年はスマートな女性作家も加わり、カモフラージュ(?)しているけどね。
今年の酒蔵展では、何か聞こえてくるのだろうか?
12(日)までの開催です。ぜひ。