3689声 峠のうどん

2017年12月17日

下仁田町から南牧村を抜けて湯ノ沢トンネルを抜けると
神流川の清流沿いにそのうどん屋はある。
バイカーなどがいつも集う人気店である。
ここは老夫婦が営んでいるが、ちょっと変わっていて
おばあさんが調理、おじいさんが配膳や会計をしている。
このおじいさんが名物で、ほぼ腰が90度に曲がっている。
口癖は「悪りぃんね~悪りぃんね~」で、うどんをトレイにのせ
頭上に捧げるようにもってくるので、みな恐縮してしまう。
うどんは太いが腰はない。南牧村のうどんもないので
あんまりグルテンパワーを活用しないのがこちらのうどんの特徴である。
大きな掻き揚げ2つ、ゆで卵もついてかなりのボリューム。
汁は甘目なので、後半、若干の飽きがくる。
ただ、店には飽きが来ない。トンネル抜けて上野村に入ると寄ってしまう。
ちなみに麺がなくなると終いなので、予約必須である。
入店時に「悪りぃんね~予約した人?」と聞かれる。
ハイと言うと名前を聞かずに入れてくれるだけだが。