822声 春光桜色

2010年04月01日

暖かい南風が吹いた今日、前橋では最高気温、15.8℃を観測。
隣の埼玉県さいたま市では、22.2℃を観測し、今年の最高気温であった。
群馬県平野部の桜、特にソヨイヨシノだが、幾らか蕾を綻ばせているようで、
今週末に2、3分咲きと言った具合だろう。
桜は蕾を綻ばせているのだが、一向に綻ばせないのが、新社会人。
直ぐに分かる。
今朝、見掛けたのは、通勤途中のバス停。
黒光りしている、靴。
型崩れしていない、鞄。
折り皺の目立つ、スーツ。
すっかり消え失せた、スマイル。
硬い表情でバスを待つ、スーツの青年。
風貌から、今日が初出社で、そのまま入社式ってな具合だと推察。
初々しい新社会人に向ける、私の目。
社会生活の中で生じる軋轢が、藻屑となって沈殿しているその眼光は、鈍色。
せめて心持だけは、真新しく。
ったって、中々これが、桜の様に潔くは行けないのである。
春の光と桜の色が溢れる街。
闊歩する私などに至っては、表情が綻ぶ、と言うより、すでに弛緩しきっている。