4336声 大衆の真ん中にいられる技術

2019年09月29日

斉藤さんの寿司を食べに倉林くんと桐生へ。昨年から勤める日本料理屋を11月で上がるという。その後どうするのか。すぐに自分で始めるつもりがなければあと1、2年はどこかで学んでいい。それで、一緒に斉藤さんのところへ行こうか、となった。同じ日本料理を生業としてきた者として思うのは、寿司、鰻などの専門料理を学んでおくことはあとになってきっと役に立つ。コース料理をすべて料理して、ということを本人がやりたいなら別だが、お客さんの需要としてはかしこまった日本料理よりも寿司や鰻の方があると思う。また高崎には気の利いた寿司屋、鰻屋が少ない。高校の後輩が酒も飲める蕎麦屋で成功している。SNSもイベントもやらないがいつもお客が入っている。そういう大衆の真ん中にいられる技術を持っていたほうがいい。真ん中にいられる技術があれば、隅にはいつでも行ける。仮にあと数年冷や飯を食うことになったとしても、親心としてはそこに飛び込んだ方がいいと思っている。