4337声 独特を求めて

2019年09月30日

9月も今日で終わり。午前中から蒸し暑く、気温は30℃になった。来月の10日から3週間、ベルギー、ドイツ、チェコに行く。初めての海外、一人旅である。ビールの国の現在を、今この少しビール醸造がわかってきたところで、知っておきたかった。日本には日本の気候風土に由来する、目指すべきビールがあると思っている。そろそろジャパーニーズピルスナー、ジャパニーズエールができていい。これから作ろうとしているのは、日本を代表するようなビール、ではない。作りたいのは日本の気候風土を前提としたこの高崎の、ジャパニーズローカルビールである。それは独特で構わない。むしろ独特であるべきだと思っている。日本の気候風土を前提とした、つまり良識の範囲内にあり、その上での独特な味わいを、自分がビール好きならば飲みたい。ヨーロッパに行ったら、その国の気候風土を前提とした独特なビールに出会いたい。水質調整をせずに、そこでしかできないビールを作っている醸造所がきっとあるはずだと思っている。