4278声 古典酒場を

2020年01月10日

昨夜は21時に寝たのに今日は8時近くまで起きられなかった。飲み疲れ。旅疲れ。人それぞれ時によりその人によりペースが違うから、知らぬ間に違うペースを受け入れていて気づいたら疲れているということはきっとよくある。それにしてもよく飲んだ。初日の増山、煮りん、F、2日目の一平、宇ち多、二毛作、ブンカ堂。増山、一平、宇ち多は古典酒場。煮込みがメインの大衆酒屋。だが宇ち多は別格。料理は煮込み、串焼き、お新香しかない。酒も選ばれたものがいくつかあるだけ。何より店の佇まい、働いている方の所作振る舞い、年季、無駄のなさが、まるで小さな劇場にいるような気分になる。煮りん、二毛作、ブンカ堂は燗酒の店。とくに二毛作、ブンカ堂はハイブリッド。自然派ワインも置いている。いろんな店で飲むたびに、自分の店に生かせるところ、今高崎で店をやるなら、ということを考える。燗酒がメインなことは外せない。その上で手間のかかる料理を出すか、シンプルな料理を出すのか。客席数はどうなのか。焼酎は置くのか。大手のビールは置くのか。気持ちはどんどん、古典酒場に向かう。高崎にない店である。席数40席から50席。煮込みがメインで刺し身が食える。串焼きは悩むが串は刺さずにタレ焼きというのがあればいい。あっさりの煮込みと甘辛のタレ焼き。あとはお新香だけ。焼酎はホッピーのみ。日本酒は常温かお燗で定番は一つ。竹鶴純米。ほかに50種類くらいを別メニューで。ビールはアサヒスーパードライを瓶で。シンキチのビールをドラフトで1種類。ベーシックのみ。ワインはルミエール南野呂を1種類。煮込み300円、お新香200円、刺し身350〜650円、酒はすべて600円以下。店の名前も決まっている。いい店に出会うと、気持ちが早る。