4331声 3)食べもの

2020年03月03日

40歳になって、ますます胃腸が弱くなった気がする。・・なんてことを思う日が来るとは、二郎系らーめんに嬉々として並んでいた20代後半までは夢にも思っていなかった。

 

仕事柄、撮影の時以外はPCの前にへばりつきなのもあるが、腹が減りにくくなった。1日2食食べるとそれで足りてしまう。習慣というのは恐ろしいもので、高崎や前橋に行くと「濃厚がっつりこってりらーめん」みたいなものに無意識に吸い寄せられることがよくあって、それを食べると即眠くなり、コンビニに車を停めて仮眠する始末。けれど人間というのはうまくできていて、そういうことが数年続いたので今や、長年染み付いたその習慣すらも変化しつつある。「濃厚がっつりこってりらーめん」の旗を見ても、素通りするようになったのだ。驚愕。

 

さて、コロナの影響で、群馬も現在飲食店にとっては試練の時。テイクアウトに切り替えて奮闘している個人店も多い。

 

何を食べるか、から、誰が作ったものを食べるか、に皆の意識は変わっていくのだろうか。自分の好きな店が窮地に立たされるようになり改めて「応援したい」と思う人は多いし、いつまで続くかわからない状況の中で補償と共に大事なのは「飲食店と利用者との信頼関係」だと思う。

 

「濃厚がっつりこってりらーめん」の旗を通り過ぎて、僕が食べたくなるのは、素材を愛し、料理を愛し、お客を愛する料理人がいるお店の料理だ(我ながら極端)。そしてそういう店は一往にして、その料理を食べた後も心身ともに調子が良い。

 

できる範囲で、好きなお店を(生産者もね)応援していきましょう。