4858声 大学撮影2

2021年07月28日

何度目かの大学撮影。撮影仕事で大学に出入りするまで、大学生に関心がなかった。日頃の生活でも大学生との接点がない(残念ながら映画祭にも大学生スタッフはいない)。いざ接点ができると、関心が出てくる(大学生に限らず、僕はほとんどの興味のきっかけを撮影するから、という動機からもらっている)。

 

在学中に学生同士で合同会社を立ち上げ、映像制作を行っている学生もいる。ミラーレスカメラ複数、ドローン。撮影を行っている彼らを撮影するために(ややこしい)機材も見させてもらったが、僕よりもたくさん機材持ってるんじゃないか。煙を上げて爆走するバイクをドローンも駆使してかっこよく撮った映像も見せてもらった。僕の側の撮影チーム内で僕が「来年からは、僕らが出る幕なさそうだね。はっはっは」と笑うのは、ジョークではあるが実際起こり得ることだと思う。それが嫌とも思わない。

 

来月には、東北支援として現地へ行ってCMを作るという若者たちのために、リモートで映像の撮り方をレクチャーして欲しいという依頼をもらった。自分のことしか話せないのだが、「教える」ということも実は近年興味をもっていることの1つだ。今の二十歳前後はITネイティブ。映画やテレビではなくスマートフォンで映像も常に身近にある。参考にできる映像にもすぐにアクセスができ、撮ることについてもためらいがなく、センスが良い動画を作れる子も多い。

 

今日の撮影休憩中、僕らの撮影チームの僕より若い人たちに「俺が行ってた日本映画学校は、機材の勉強とか最初全然なくて、人間とは何ぞや、から始まるんだ」という話をした。それは、ジョークみたいな昔の話だなと思う自分がいる一方で、でも結局映像って(映像に限らずだけど)「人間とは何ぞや」だと思う(ちなみにその考えは、当時の理事長であった映画監督・今村昌平の理念)。アレンジは加えつつ、若い人たちにもそれを伝えていきたい。