明日は、やはり「第10回湯河原文学賞」の表彰式に出席しよう。
と言う決意を持ったのは、今晩である。
実はまだ、自分でもその参加を危ぶんでいる。
理由は、出発の時間にある。
早朝に自宅を出ねば、時間まで間に合わないのである。
当日は、表彰式の前に、「黛まどかさんと歩く湯河原吟行会」が開催され、
その吟行会参加の集合時間が、朝10時なのである。
朝10時までに、湯河原町に到着するには、
未だ朝日が昇る前に起床し、家を発たなければならないのだ。
もっとも、これを書いている現在時刻は、限りなく日付変更線の近きにある。
今回。
私は、おまけで入選したようなものだが、入選でも副賞が出る。
その副賞が、この吟行会の無料参加券なので、
意地でも吟行会に出てやろうと言う気構えは、ある。
しかし明日、寝不足ぼんやり頭を抱えて吟行した所で、
まともな句が詠めるかと言えば、甚だ不安である。
いっその事、午後から始まる表彰式だけに参加して、
観光がてら、ゆっくり温泉にでも浸かってくれば良い。
とも思うのだが、その案は我が心の中で採用されない。
明日参加する為に、断腸の思いで欠席の連絡をした予定が、
2つ3つあるからである。
予め決まっていた予定もあるし、飛び込みの予定もある。
それらの予定を断り、私が、ゆったりと湯河原温泉で一杯やっていたら、
明日の予定に出席する人たちに、後日合わせる顔が無い。
だから明日の私は、辛酸を舐めてでも、彼の地へ赴かなくてはならぬのだ。
けれども、当日の予定が全て終了したら、大いにゆったりと、
一杯やるつもりである。
欠席した予定がどれも、「銭湯」に関連するものだったので、
せめて、銭湯へ入ってこようと思う。
【天候】
朝は雲ひとつ無い秋晴れ。
午後になって、風と雲が出て来る。
朝、新潟方面の山並みに雲があると、午後、必ず風が吹く。