昨年、大きな冬瓜をいただき、あまりの大きさに食べきれず、腐らせてしまった部分を畑に捨てた。するとなんということだろう、今年その畑からメデューサのごとくにツルが伸びまくっている。冬瓜が芽吹いたのかと母に報告し成長をそのままにしていたら、白い綺麗な花が咲いた。あれ? と検索する。冬瓜ならば黄色い花。どうやらこれは夕顔だったらしい。そして調べると「夕顔はかんぴょうの原料です」とあるではないか。
両手で抱くにはちょっと重いわね、という赤子くらいの大きな果実が幾つか実った。さっそく、輪切りにして表面の硬い皮を剥き、中の白い実を桂むきにする。面白いのは、包丁でむいている時すでに「これはかんぴょうになるな」という手触りがあったことだ。ふんわりとしていて繊維質。よくこれを干そうと思ったな、そしてそれを煮て寿司の具にしようと思ったな、感心ばかり。
籠に広げて干したら、思っていたよりも黒い色になった。調べると市販のかんぴょうは漂白されているそうだが、自家製なんだもの、何だって良いじゃないか。

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