久しぶりに集まった学生時代の仲間の一人は、この11月に転職をするという。
人生の再出発である。
その彼は、旅先にまで日経新聞を持って来た。
といっても、仕事熱心というわけではなく、持ち歩いてたのは、日曜版のクロスワードパズルの部分だ。
日経新聞日曜版のクロスワードパズルはなかなかの難問らしく、毎週の楽しみらしい。ということで、日曜日の旅のお供となった次第だ。
今どき、ネットで調べればすぐに分かりそうなものだが、クロスワードパズルの楽しみ方は、そういうものではないらしい。
カフェで着席したとき、見せられたのだが、まだ空欄だらけである。
タテの1は、徳川光圀に招かれた、明の儒学者。これは、即答できた。シュシュンスイ(カタカナにすると意外と難しい)
ここをきっかけに、道中、7人のみんなでワイワイ考えることとなる。
わたしが、即答できたのは、3問のみだったが、みんなで力をあわせ、七割ほどを埋める。一人でやると、こんなにマスが埋まることはないらしい。
そこからは、持ってきた友人を中心に、仮説をたてつつ、残りのマスを埋めていったのだが、その過程のみんなとの会話が楽しかった。
クロスワードパズルの新しいやり方を発見した気がした。

Copyright 2007-2025 Crane Dance. All Rights Reserved.