(「ところで」と、はじめていいものか、わからないのだが・・・)
ところで、スーパーのレジで「お箸つけますか?」と聞かれて、「つけるに決まってるだろ!」と怒る人と「つけないに決まってるだろ!」と怒るお客がいるそうで。
怒るほどのことなのか、ともおもうが、職場に毎日のようにかかってくる電話の内容のことを考えると、みんな似ているかも。
五十歩百歩、いや五十歩五十一歩くらいか。
怒る前に、深呼吸してね。
2025年06月12日
(「ところで」と、はじめていいものか、わからないのだが・・・)
ところで、スーパーのレジで「お箸つけますか?」と聞かれて、「つけるに決まってるだろ!」と怒る人と「つけないに決まってるだろ!」と怒るお客がいるそうで。
怒るほどのことなのか、ともおもうが、職場に毎日のようにかかってくる電話の内容のことを考えると、みんな似ているかも。
五十歩百歩、いや五十歩五十一歩くらいか。
怒る前に、深呼吸してね。
2025年06月04日
そういえば、先日、所属する句会の吟行会があったのだが、お手伝いしているビアフェスと同日のため、投句のみで参加した。
吟行の会場である寺をネットで検索し、吟行に参加したつもりで五句つくり、送信した。
そのうちの一句が、10点を集め、好評だったという連絡を受けた。
会場の皆さんは、わたしが別の日に、その寺を訪れてつくったに違いないと話し合っていたという。
たいへん申し訳ない気分になった。
吟行句会には、何度か参加させてもらっているが、投句のみで参加した人の句は、雰囲気が違っていて、吟行句会の空気を微妙にしてしまうと感じていた。
そういうわけで気を使ったつもりが、こういう事態となってしまった。
まあ、空気を微妙にしてしまうよりはいいかともおもう。いや、むしろ一緒に吟行をしたような句となったことを喜ぶべきか。
2025年04月21日
今週はイベントが立て込んでいるが、今日は唯一の空白日。現場も静かで、資料整理や事前準備に集中できた。明日からは怒涛の一週間。GWのキャンプを目指して走りきる。
2025年03月29日
昨日は終日、第38回高崎映画祭に参加していた。映画祭も終盤、この日は「中之条町スペシャルデー」ともいえる一日。僕が実行委員長を務める伊参スタジオ映画祭がはじまるきっかけとなった『眠る男』(昨年完成したばかりの4Kレストア版)、中之条町で撮影された『水の中で深呼吸』(脚本は、伊参シナリオ大賞歴代受賞者の上原三由樹さん)、同じく町の四万温泉で撮影された『兎姉妹』(シナ大歴代受賞者の外山文治監督が関わっている)、そしてシナ大の最も新しい作品である上野詩織監督の『生きているんだ友達なんだ』。伊参スタッフが僕以外2人しか参加できなかったのが残念だが、高崎芸術劇場という最高の映画環境でこれら作品を見直して、実に充実した一日となった。
それら上映の後は『ひかりさす』の上映。これは桜川市の観光映画として制作されたもので、監督も俳優も映画関係者が努めた(俳優の斉藤陽一郎さんと根矢涼香さんがこの日来場したのも良かった)。上映後には、僕も登壇者となり「このまちで生きる喜び」というテーマでトークを行った。地域のPRとして映画やドラマが効果を生むということは、その作品のファンが現地を訪れる聖地巡礼などという言葉と共に知っている人も多いと思う。僕個人の意見としては、映画を作れば人が来る、などということは稀で、むしろすぐに反応がないことに意味があると思っている。上記したように中之条町では昔も今もたくさんの映画がつくられているが、その映画に映る町の景色は少し違って見える。それによって、場所と鑑賞者の間に<親密さ>が生まれる。その程度で良いのではないか、それが大切なのではないか。
それ以上の効果を生むこともある。例えば、映画『眠る男』が作られた。映画内で出てくる絵画を描いたのは平松礼二氏。氏が映画拠点となった廃校(現在の伊参スタジオ)で絵画教室を開いた時に中之条町に来たのが山重徹夫氏。彼は後に「中之条ビエンナーレ」を町と共に立ち上げ、その芸術祭は県内外に知られる国際芸術祭となった。つまりは、『眠る男』が作られなければ、伊参スタジオ映画祭はもちろんだが中之条ビエンナーレも多分ない。それくらい物事は偶然と必然をはらんでおり、だからこそ1本の映画が作られるということは、尊いことなのだと思う。
2025年03月26日
以前も少し書いたが くすしき というイベント(?)に関わっている。?をつけたのは、実際僕が参加するのは4/2(水)の19:30から翌8:00まで夜通し行われる(!)イベントの中継なのだが、上記にリンクを貼ったインスタグラムを見ても、よくわからないのではないかと思うからだ。
「わからないものの価値」というものがあると思う。全てがわかることによる安心はあるが、その一方でわからないことは不安であり、どきどきもして、刺激的で、面白かったりする。それを真面目に突き詰めようという意思が「くすしき」に関わるメンバーにはある。
今日は、当日使う映像を撮影するために、ペンライトとスマホを手にもって夜の四万温泉を歩いた。どんどんと山の奥へ。(その時間に限らず日中もそうであるが)ほとんど人がいない場所へ着いて、ペンライトを消すと周囲は真っ暗闇。風、やや遠くに川の音、鳥の鳴き声も聞こえただろうか。怖い。そしてまた明かりをつけて、歩いて帰った。
2025年03月24日
まだ年度末仕事は収まっていないが、前々から約束していた東京ディズニーシーを楽しんだ一日だった。姉と2番目の姪っ子と2人を連れての、というか2人からの連れていけコールをもらっての決行。あちらが気合入りすぎているものだから午前二時に(!)群馬を出発。駐車場に着いたのは午前5時前だったか、すでにたくさんの車が並んでいる。
開園一番で最新アトラクションだという「アナと雪の女王」の予約が取れたり(今のディズニーはスマホに特化されていて、入場もスマホのQR、チケットもスマホから予約権が獲れる、しかもお金を積めば長蛇の列関係なく優先して入れたりもする、なんかすごい)鶏モモ肉の燻製みたいなやつが美味しかったりしたのだが(あんなに広い園内なのに売っている食べ物はそれほど種類が多くなく、外部飲食業者は皆無なので、皆が鶏モモ肉の燻製かチュロスかポップコーンを食べているのはちょっと異様な光景だった)僕が印象に残ったことは、アナ雪の行列に並んだおじさん(僕と同じかそれより上)の、間もなく乗れるという時のきらっきらした笑顔だった。よほど好きなんだろうな、なかなかない笑顔だった。さすが夢の国。
仕事と生活の切り替えは今年のテーマでもあって、何より姪っ子と遊びの行ける時間なんてあっという間になくなる。行けて良かったし、思っていた以上に思い出深い一日となった。
2025年03月23日
みなさんは原美術館ARCへ行ったことがあるだろうか。美術に関心がないという人でも、その隣にある伊香保グリーン牧場を知っている人は多いと思う。渋川市中心街よりは榛名山寄りの山間にあり、なだらかな斜面に適度な自然が広がっている。国内外著名な作家の作品を展示し続けてきた品川にあった原美術館は2021年に閉館してしまったので、今は渋川のみ。一昨年から仕事で関わらせていただいており(その最初の仕事が奈良美智さんのインタビュー撮影だったので、足が数センチ浮いていた)、行く度に「とても良い場所だな」と新鮮な発見がある。
今日は、始まったばかりの特別企画「ジャネット カーディフ:40声のモテット」に合わせて来日したジャネット カーディフさんのトーク撮影だった。音を中心に、夫のジョージ・ビュレス・ミラーさんと共に映像やインスタレーションを用いて作品を作り続けてきたジャネットさんの話はとても面白く、(アート関連の仕事はだいたいそうなのだが)一番の役得だなと思いながら記録をした。
その作品、<40声のモテット>が素晴らしい。磯崎新建築の四角くて大きな天窓が美しい室内には40台のスピーカーが並べられている。見えるものとしては、それだけ。その1台1台から、1人1人の声が聞こえてくる(個別に録音されたものではないというから、その録音・編集技術の途方もないこだわりを想像できる)、その声が合唱となる。圧倒的な音圧に囲まれて(東京の美術館と違うので、音量も大きくできるとのこと)、その場には温かい初春の光が降り注いでいる・・これはぜひ体験していただきたい。5/11まで。
2025年03月22日
今日は『黄金の一 岩島麻』の2回目の上映、「やんば天明泥流ミュージアム」に場所を移し、こちらも全席満員の素晴らしい上映会となった。僕は昼間から前橋で撮影があったので上映開始を見届けてから場を離れてしまったのだが、上映会に駆け付けた岩島麻保存会のこれまたレジェンド、久一さんが立派な精麻(麻の茎を発酵させてその表皮を挽いて繊維にしたもの)を持参で来てくれたことが嬉しかった。「映画見せるんだから、実物があった方がいいべ」と。ああ、いいものが残せたな、と思った。
昼からは、アーツ前橋主催、3年に渡り前橋で滞在制作を行っている演劇団体「マームとジプシー」の藤田貴大さんらのトークの撮影だった。場所はしばらくぶりの前橋文学館。色々な話が面白かったが、「うちの母は、あれ買ってきて、って何度も言うんですよ。1回聞けばわかるのに。でも繰り返し言う(リフレイン)って気になっていて。舞台上で役者がいいセリフを1度言うのは普通だけど、聞き逃すこともある。ならば何度も言わせても良いのではないかって」というような内容が面白かった。そして、前橋空襲などもリサーチしている彼は「それが大事だと何度も言い続けてきた人がいたから今に残ってるんですよね」という話をした。
それは僕の中で、午前の保存会の記録とも繋がり、「それだ大事だと何度も言い続けることの大切さ」を思った。その話はもう聞いたよ、と言われようとも、大切なことは何度でも伝えたい。
2025年03月15日
今日は電車で高崎へ。OPAの最上階のカフェで書き事をして、あとは仕事をしないと決めた。思う事もありシンキチ醸造所へ行こうと思っていたのだが開店前だったので駅前の串カツ屋へ。「とりあえず5串」みたいのを頼んで店員さんが説明もしてくれたが良く聞いていなかった。玉ねぎやエビはわかるが、肉っぽい2つは何だかわからない。そんなことは気にせず飲み食いする店なのだろう。
前から行きたかった市役所そばの「本屋ブーケ」は小さいながらとても良い本屋だった。自然、旅、楽しさや悲しさ、そのガチな本を揃えるというよりは、それに対する憧れや入り口を示すような本が多い印象だった。全体の雰囲気としては、優しさに包まれている。
シンキチ醸造所に以前行った時は、運転係で飲まずに帰った(なんていい人)。土曜日の夕方、2人で、僕のように1人で、ゆっくりビールを楽しんでいる人が多かった。そしてやはり「たまレバ」が美味い(玉ねぎた乗った鳥レバー)。席が埋まるようなら2杯飲んでさっと去ろうと思っていたが、ゆっくりできたので本屋で買ったばかりのエッセイ「さびしさについて」(植村一子・滝口悠生著)を結構読み進めることができた。その一節。
「あるとき母親に対して、この人に自分の本心を話すのはやめよう、と強く決めた瞬間がありました。自分の一番近くにいる、一番わかってもらいたい人に対して求めることを諦める。まだ幼かった私には絶望でもありました。」
こんな文章を読みながらも酒が呑めるようになった。大人になったのかもしれない。
2025年03月08日
このところずっと仕事ばかりしてきたので、まだ色々立て込んではいるが今日は休みと決めた。話したいこともあったので、長野原町在住のアーティスト・木工職人である中川浩佑くんを誘い、彼が全然知らないという群馬県のアートシンを訪ね回る一日にした。
道の駅まえばし赤城の「SHOP CAFE Qu」で行われている若き自由画家ぽんちゃんによる「描きたいんだ!」展、展示されている映像を担当した太田市美術館・図書館の「原田郁・衣真一郎 リポジトリ:内と外で出会う」展、たまたまタイミングが合った中之条ビエンナーレ関連作家の「SUBARU × ART OTA CITY EXHIBITION」展、こちらも太田同様に映像で関わっているアーツ前橋の「はじまりの感覚」展。ほんとうはあと2ヶ所くらい行きたかったのだがそれでもう夕方だったので、岡本太郎の鐘やギャラリー・ヤーギンズ前、白井屋ホテルなど、活気を取り戻した前橋中心地を散歩して一日を終えた。途中と最後、めっちゃ美味しいパキスタン料理の伊勢崎「サラームカレー」と知ってて損しない渋川市の「たか幸食堂」(もつ煮定食を激押しした)にも立ち寄りながら。
中川くんの作る作品は独自で、ジャンルで言ったら造形×音。エアリアンハープと呼ばれる「作品に貼られた弦が風によって振動し音を発する」作品を作っている。最新作は、彼が勤める会社・きたもっくが北軽井沢スウィートグラスに建てためちゃくちゃ高い位置に作ったツリーハウス(そのハウスは稲垣豊さんの手によるもの)。エアリアンハープが設置されており、浅間山から吹き下された風が音を奏でる(僕はまだちゃんと聞いていない)。
中川くんから、彼が若い頃にイギリスを中心にヨーロッパ各地を巡った旅の話を聞いた。一方の僕は今の気分として「大事なものは足元にある気がしてるんだよね」と話した。
2025年03月03日
原稿用紙は一枚400文字。小学校の頃の作文は苦手で一枚書き切るのも大変だった記憶がある。先月末から、取材した音声を聞きながら原稿用紙にして30枚、12,000文字をひたすらに書きまくっている。
普段は映像の撮影編集や紙もののデザインが多いが、このような物書き仕事も年々増えてきた。今回は特に、頭を対言葉に切り替えるまでに時間がかかった。切り替わってからは、ただ言葉の中に潜ったり浮かんだりするだけ。
書いているのは、中之条町に移住したアーティストたちの生き様。実は、数年前にそれを本にしたいと思ったこともある。不思議な巡り合わせだ。春には「nakabito」という冊子となり皆さんの目に触れると思う。
物書きの筋肉は、明らかにこの「めっかった群馬」で鍛えられた。ありがたいやら、よく今まで続けてこれたなと思うやら(抜井さん堀澤さんに比べれば全然途中乗車ですが)。
2025年01月19日
本日は、ナカコンヤで行われた「敦賀と高崎 うまいものとうまい酒」へ出かける。ふぐのたたき、真鯛の酢漬け、焼鯖寿司、干物の盛り合わせ(アオリイカ、ハタハタ、サバみりん、サバヘシコ)などをおいしくいただく。
本年はじめて会う方もたくさんいて、新年のごあいさつ。
みんなおいしい食べ物とお酒が好きな呑み仲間たちだ。
イベントを主催している敦賀市の方と情報交換もできて楽しく過ごすことができた。
残念だったのは、ルフマートが激混みで敦賀コラボピザをいただけなかったこと。
ということで、二次会は、ラ・ピエスへ。
6人いるということで、ボトルで幾本かのワインをいただく。とても優雅な日曜日の午後。
三次会は、ピーノでエビをいただいて、早めの帰宅。
べらぼうを観て本日は終了。
2024年11月21日
九州場所10日目。宇良と平戸海の取組。人気力士同士の取組に館内も盛り上がる。特に平戸海はご当地、九州長崎の出身。先場所は11勝をあげて敢闘賞と取っているが、この場所は苦戦しており、ここまで1勝9敗。取組は土俵際でもつれ、軍配は平戸海に上がるも、ものいいがつき、両者の体が着くのが同着み見なされ取り直しに。再度の取組も土俵際でもつれ、軍配は平戸海に上がるも、またもやものいいで取り直しに。この取組は再生映像を見る限り、宇良の方が先に下に着いていた。3度目の取組は、両者ともこの日一番の立ち会いで激しくぶつかるも、最後は宇良が寄り切り。館内は大変な盛り上がりであった。アナウンサーも流石に3番も取って負けた平戸海に対し、「平戸海、名誉の10敗目!」と。できれば両者に勝ち星を上げたかった。
2024年10月29日
半月くらい前の投稿に、この投稿はまとめて漫画喫茶で書いていると書いたが、そろそろ時間が来てしまった。ので簡潔に(などといい加減でよいのかと自分でも思うが、それこそ鶴のひとこえ!違うか)
漫画喫茶のモーニングで注文したカレーの味が濃すぎた。メニューを見ればかつ丼にしろうなぎ丼にしろパスタにしろハンバーグにしろ、全てではないだろうが「レンジでチン」で出来上がるメニューばかりでタイパ感をひしひしと感じる。以上。
2024年10月26日
この日は、先日の相田さんに続き、中之条町に移住したアーティスト・佐藤令奈さんの取材日だった。中之条ビエンナーレにも何度か出展をし、油彩を使った細やかな色合いの幼子の絵は、中之条ビエンナーレファンの方ならばすぐにピンとくるかもしれない。
話を伺っていて面白いなと思ったのは、中之条町への移住前にもすでに自分のスタイルをある程度確立しアーティストとしても認められていた佐藤さんが(その話は持ち出さなかったがテレビ番組でも取り上げられている)、中之条ビエンナーレで偶然耳にした「疎開」というキーワードをきっかけにそれをリサーチして作品にも取り入れている、ということだった。毎作品ごとに社会的なテーマやリサーチをして作品を作る現代アートの作家は多いと思うが、確立した(ように僕などからは見える)絵描きがテーマを持つということは勇気のある行為であるように思えた(もちろん、それは彼女の中では必然な行為だったわけだが)。
今回は、佐藤さんが取材をするところを取材する、という体験もさせていただいた。さて、いちライターとしてそれら一連をどう書ききるか。
2024年10月07日
相田永美さんの個展「- わたしのあるところ -」が高崎市問屋町「VIENTO ARTS GALLERY」で11/4(月)まで開催されている。相田永美さんは、他県から中之条町六合の山奥にご夫婦で移住したアーティストで、不思議な生き物や植物を平面画や立体で創り上げる。移住してすぐに吾妻のギャラリーで展示、今年行われた「Art Fair Nakanojo」でも人気を博し、活躍の場をぐんぐん広げている。
永美さんはご夫婦で僕が関わる「伊参スタジオ映画祭」のスタッフにもなってくれており、今日は同じくスタッフの樹下と共にギャラリーを訪れた。その小さな体のどこにこれだけのエネルギーがあるのか、という世界観で、町から山奥に移住したことを機に、空想的であることは変わらないが自然や生き物のリアリティが増したように思う。
その後、樹下の車で高崎市内に落としてもらい、九蔵町にある薪火料理居酒屋「kobu」へ。アーツ前橋からの縁で撮影を続けている、アーティスト中島佑太と現在は佐渡で暮らす今井智さんと共に前橋の朝鮮学校ワークショップの新年度の景気づけ会(的なもの)。前橋在住、厚いべニア板にボールペンでドローイングをし、そのままべニア板を破ってしまう(あんた何言ってんの?と思われるでしょうが本当です)村田峰紀くんも合流し楽しい会となった(kobuには村田くんの作品が多く飾られている。アートを活かす店、とても良い)。ジビエ、きのこ、山の恵を薪で焼く。群馬の都会にあっても、山を求める人々。
森には森があるが、町にも森がある。良い一日だったが、最近深呼吸をしていないな、とふと。
2024年10月04日
群馬県庁で行われた「タイムカプセルプロジェクトトーク」に参加した。このプロジェクトは元々は前橋市の美術館・アーツ前橋が「表現の森」という名でアーティストと市内施設等の協働を進めていく幾つかのプロジェクトの中の1つだった(僕は当時は、別プロジェクトの撮影者として参加していた)。アーツ前橋が離れた今も、企業からの支援などを得て活動を続けている。なんで県庁でやるのかなと思っていたが、アーツカウンシル前橋の支援を受けるようになったゆえの報告会と冒頭で聞き、なるほどと理解した。
市内に「のぞみの家」という母子支援施設がある。夫のDVなどにより家で暮らせない母子が、自分らしく生きていくための支援を行う施設だ。ここに、イタリアを拠点とするアーティスト・廣瀬智央さんと、前橋で多くの作品を発表してきた後藤朋美さん2人が(現在も)年に数回訪れている。施設で暮らすこどもたちと接し、イタリアと前橋とで空の写真を撮って交換したり、ピザが食べたいというこどもの話から本格的な窯焼きピザを釜ごと持ち込んで焼いたりしている。タイム~は2016年からはじまり、都度ごとに関係をもった写真や文章をタイムカプセルに込めて、発足時にいたこどもが成人になる2035年に皆で開けようというプロジェクトとなる。
2016年のアーツ前橋展覧会「表現の森」で見たのぞみの家プロジェクトの展示物は、とても静かなものだった。のぞみの家はプライバシー厳守。こどもの顔もわからない。壁に貼られているのはいわゆる芸術です!ではなく誰が撮ったとも知らない空の写真。関係性そのものがアートだ、と言うは優しいが、目にみえないそれを想像で補うのは難しい。でも、あったかくて良い試みだなと思った記憶はある。
今日の報告会の中で後藤さんが「訪問時に、こどもは前、おとなは後ろに並んで。という時があって、後ろにいたら前にいた女の子に「ごっとん(後藤さんのこと)は大きなこどもでしょ(だから前に来て)」と声をかけられてとても嬉しかった」という話をした。その話だけで、後藤さんがこどもが関わってきた時間を想像できる。そういう小さな瞬間が、いくつも起きているんだろうと思った。そしてそれは目には見えないが、僕が思うにはそれは、変えの効かない素晴らしいアートであるのだ。
2024年08月22日
本日のお昼は恵比寿屋へ。
本日もかな?
でも、昨日は水曜で定休日のため行っていないので、本日の、でいいかもしれない。
そして、夕食は恵比寿屋のご主人が釣ってきた鮎を倉さんに炭で焼いてもらう予定。
鮎は、春夏秋冬すべてに季語がある魚。
秋は、落鮎。
いただいた鮎も、落鮎だ。
いい錆色をしている。
ということで、うら庭に向かいます。
今年はあと何回、鮎を食べられるだろうか。