「めっかった群馬」立ち上げ人の一人、
(ほ)のひとこと、堀澤宏之さんに初めて会ったのはいつだったか。
確か、中之条町で今も開催されている「秋、酒蔵にて」というイベントか。
出展する職人さん達が皆酒好きということもあり、料理家である堀澤さんも呼ばれ、
関係者もお客さんも一体となり、良い器でおいしい酒や料理を楽しんでいた。
「鶏肉のぬか漬け」を一口食べたら、その香りとジューシーさに
メロメロになった。それを作っていたのが堀澤さんだった。
第一印象からして、「なんでもぬか漬けにしてしまう変な料理人」。
その後、彼が発案した「焼きまんじゅうアイス」を当時の僕の店で売ったり、
僕もスタッフとして参加した「はれのひ食堂」という震災後のイベントでは、
南相馬市から避難してきたお母さんたちに彼が全面協力する形で、
ほっき飯などの郷土料理を披露した。その後も仲良くさせてもらっている。
とにかく、酒と料理のマリアージュ(食べ合わせ)を、仕事というよりは
ライフワーク的に毎晩手酌でやっている人である・・ただののんべとも言うが。
だから特別な組み合わせを見つけた時は、子供のように目を輝かせ
「これ食べてみて、噛んで、飲み込む前にこれ飲んでみて、ほら!ほら!」
と勧めてくれる。それらがことごとく・・うまいのだ。
そんな堀澤さんが伊勢崎の自身の店「ほのじ」以外に始めた
高崎の立ち飲み屋「ザブン」が、6/2(月)新しい場所にて
リニューアルオープンする。詳細はこちら。
「めっかった群馬」読者は、ぜひとも行って欲しい。
きっと、その料理を飲み込む前に口に入れたい酒、まで教えてくれるはずだ。