2258声 (ほ)のひと

2014年05月29日

「めっかった群馬」立ち上げ人の一人、

(ほ)のひとこと、堀澤宏之さんに初めて会ったのはいつだったか。

確か、中之条町で今も開催されている「秋、酒蔵にて」というイベントか。

出展する職人さん達が皆酒好きということもあり、料理家である堀澤さんも呼ばれ、

関係者もお客さんも一体となり、良い器でおいしい酒や料理を楽しんでいた。

 

「鶏肉のぬか漬け」を一口食べたら、その香りとジューシーさに

メロメロになった。それを作っていたのが堀澤さんだった。

第一印象からして、「なんでもぬか漬けにしてしまう変な料理人」。

その後、彼が発案した「焼きまんじゅうアイス」を当時の僕の店で売ったり、

僕もスタッフとして参加した「はれのひ食堂」という震災後のイベントでは、

南相馬市から避難してきたお母さんたちに彼が全面協力する形で、

ほっき飯などの郷土料理を披露した。その後も仲良くさせてもらっている。

 

とにかく、酒と料理のマリアージュ(食べ合わせ)を、仕事というよりは

ライフワーク的に毎晩手酌でやっている人である・・ただののんべとも言うが。

だから特別な組み合わせを見つけた時は、子供のように目を輝かせ

「これ食べてみて、噛んで、飲み込む前にこれ飲んでみて、ほら!ほら!」

と勧めてくれる。それらがことごとく・・うまいのだ。

 

そんな堀澤さんが伊勢崎の自身の店「ほのじ」以外に始めた

高崎の立ち飲み屋「ザブン」が、6/2(月)新しい場所にて

リニューアルオープンする。詳細はこちら

「めっかった群馬」読者は、ぜひとも行って欲しい。

きっと、その料理を飲み込む前に口に入れたい酒、まで教えてくれるはずだ。