2293声 継続

2014年07月03日

「まずは続ること」
珈琲を飲みながらしみじみと自分の目標をつぶやいたのは、四十代の若き俳人。
俳歴二十年を数え、所属する結社でも、またいわゆる俳壇でも注目されている俳人である。
俳人として歩む中、将来を有望視されている俳人仲間、とりわけ女性の俳人が、
俳句の道から少なからず遠ざかってしまったと言うのである。
その多くは、結婚や出産など、人生のイベントが集中しがちな二十代から三十代の俳人。
丁度、その世代の渦中にある身としては、つぶやいた先輩俳人同様、難しいことは百も承知だが、
この「継続」と言う二文字の先に、大いなるものがあるような気がしている。