2302声 精彩

2014年07月12日

吟行。
炎天の新宿御苑である。
草いきれの芝生の上で、レジャーシートを引いて談笑している、 大学生風の若者が多く居た。
その脇を句帳を持ってうろうろしていると、 不審人物と見なされかねないので、
離れの売店に腰掛け、氷菓をなめていた。
どうも心身とも暑さに慣れていないためか、 自身の俳句も精彩を欠いたものばかりだった。

吟行を終えた午後からは、定例の句会。
火事場の馬鹿力ではないが、過酷なる環境下では佳句が生まれるらしく、
私以外の面々の句にはみな、精彩があった。