2315声 蝸牛

2014年07月25日

芭蕉は桜を眺めていると、思い出すことがさまざまあると詠んだが、
この石にしみいるような蝉時雨を聞いても、思い出すことがさまざまある。

そう言えば、去年の夏は堀澤さんと一度、都内で会った。
もちろん、麦酒から麦酒を求めてはしご酒となり、
千鳥足でなんとか東京駅前までたどり着いた。

その時に、ざぶんの移転計画を聞き、一年たった今では、
無事に店舗移転を済ませ、お店は活況を呈している。
私はと言えば、去年の夏から一応、物事への取り組みは、
蝸牛くらいの速度で進んではいると思う。
ただ単に、馬齢を重ねているだけとも思うが。