2009年01月26日
一日を過ごし、床に就いて寝る間際。「よし書こう」ったって、総じて文章など紡ぎ出せないのである。思考の入口辺りから、手頃な発想を引き摺り出そうと、椅子の上に座して黙想にふける。そして、うとうと眠りこける。「はっ」と気付くと、鼻水が垂れている。「ずっ」と鼻を啜って、袖口で目を擦る。すっかり冷たくなってしまった、足のつま先。両手で温めながら、虚ろな夜は更けてゆく。