780声 雪化粧の美人

2010年02月18日

今日の首都圏は朝方迄、小雪がチラついていた模様。
一方群馬県は、雲間から薄日射す、まずまずの好天。
午後からは、首都圏を含め、本格的に好天となった。
お天道様の顔を拝むのは、随分と久しぶりの様な気がする。
太陽の光が濃く風の薄い、駘蕩とした空気が流れる、午後。
関越自動車道を運転していた。
車の数は疎ら。
道路は空いている。
口を開けて待つ、一直線の高速道路を、滑るが如く、快適に走行して行く。
すると、必然的に、眠くなる。
眠くなると言うよりは、睡魔が意識を、断続的に断絶しようする。
その仕打ちは、もう暴力的である。
「行きはよいよい、帰りはこわい」
まさに、童謡にあるように、こわいながらも、ハンドルにしがみ付いていた。
高速走行中に意識朦朧とは、運転者として言語道断の暴挙である。
その都度、パーキングエリアに避難し、ブラックの缶コーヒをガブ飲みしてから、
本線へ戻る。
どうにかこうにか、高崎ICまであと1kmの看板。
前方視界、車道右側から望む景色の中に、赤城山の均整のとれたなだらかな丘陵。
薄く、雪化粧した赤城山の佇まいは、いつもより一層、美人に映った。