798声 Keep on 銭湯

2010年03月08日

「見たよ」
と言う声を、思わぬ人から掛けて頂いた一日だった。
先日刊行した、「群馬伝統銭湯大全」の事を、
今朝の朝刊に掲載して頂いたからである。
その声を大分すると、近い人に遠い人。
今、書いていて思ってのだが、この「大分」と言う言葉は、
果たして熟語として成立しているのだろうか。
勿論、九州にある「大分県」の「大分」とは関係ない。
「大きく分けて」と言う意味の熟語で、「大分」すると、使ったのだが、
もしかしたら、造語になってしまうかも知れない。
脱線する前に、本線へ戻す。
近い人、と言うのは、友人、知人、同僚、と言った仲間の類。
遠い人、と言うのは、音信の途絶えていた、あるいは消極的な交際になってしまった、
同級生や旧友、旧知の仲である人の類。
きっかけは何であれ、古い友人からの便りと言うのは、嬉しいものである。
そうなのだ、きっかけは何であれ、街には素晴らしい銭湯が在ると言う事を、
知ってもらえたら良い。
などと、なんで自分がそこまで群馬県の湯屋産業に肩入れしているのか、
動機が判然としないのだが、いつしか、そうなってしまった。
銭湯へ入った事の無い若い世代も、銭湯へ入っていたのが、遠い昔になった世代も、
入る銭湯は一緒である。
その銭湯、近年、廃業する速度に拍車が掛からない。
まずは、「keep on 銭湯」である。
文法が間違っている気がするが、ともかく、そう言う事なのだ。