810声 沿線の思い出

2010年03月20日

誰にでも、胸中穏やかに乗れぬ路線があるのではなかろうか。
私の場合、その一つに高崎線がある。
と言っても、群馬県民の大半になじみがある路線なので、
その大半の人たちが、何らかの「ドラマ」を持っている事だろう。
この路線、私の利用頻度は、月に1回、あるいは2カ月に1回程度。
土、日、祝日。
つまりは、週末、東京へ遊びに出掛ける際に利用しているのだ。
自らの生活の中で、首都圏に憩いを求める様になるとは、
思いもよらなかった。
首都圏に住んでいる時は、盆、暮れ、正月に、憩いを求めて群馬へ帰省していたので、
まるで逆になった。
車窓から見えるこの見慣れた沿線風景を、何に例うべきか。
などと、メモ帳にペンを走らせている、私の現在状況は、電車内。
迂闊にも、車内で読む本を忘れてきてしまい、
活字不足による手持ち無沙汰を解消すべく、
仕様が無く、書いている次第である。
さて、今日の私の行き先は。
おっと、今、可愛らしい女性客室乗務員が改札に回って来たので、
彼女に告げる事にしよう。