975声 初秋の病人

2010年09月01日

発熱、全身倦怠感、咽の痛み、胃部不快感、下痢。
これ等全て夏風邪の症状である、それが今、私の体で顕著に発症している。
気象庁の発表によると昨日、8月31日をもって、
東京都心で連日続いていた熱帯夜の日数が、
1994年に観測された47日を上回る、48日となった。
これによって、最多記録を更新し、今夏が異常に暑い夏であった事が証明された。
熱帯夜ったら、夜の気温が25℃以上なので、それがもう一月半も続いているってのは、
殺人的とまではいかないが、拷問的な暑さである。
体力減退の折、そりゃ、風邪にもなる。
私の場合は、特に咽。
今朝などに至っては、声がガラガラ。
会話していても、相手が私の言語をほとんど判別出来ないくらい、
声が枯れてしまっている。
続いて、熱による全身倦怠感。
そこに追い打ちをかけるのが、胃部不快感と下痢。
現在時刻午後6時30分。
寝床の横に白旗を立てて、すっかり降参。
蒸し暑い部屋で病臥している。
枕を胸にして腹ばいになって、ノートPCで、これを書いていると言った具合である。
風邪で寝込んでいる、夕方6時。
テレビのニュース番組などを、寝床からぼんやりと眺めていると、思い出す。
小、中、高の学生時代に、風邪で学校を休んだ日の事。
時期は異なるのだが、こうやって、ぼんやりと夕方6時のニュース番組を眺めていた。
子供も大人も、病人の心境と言うのは、どこか似ている。