976声 いっそのこと、革命

2010年09月02日

秋晴れ。
なのだが、一向に秋の気配は無く、炎天の酷暑が甚だしい。
風邪っぴきで、体調が頗る悪い身にとっては、
まさに地獄の業火に身を焼かれる思いである。
そして、気象庁の予報によると、明日土曜日の気温は今日よりも更に暑く、
日曜日はそれを更新する暑さになると言う。
もはや、戦意喪失と言う感がある。
私の場合、風邪が喉にきている。
よって、声がカラカラに枯れてしまった。
声が出ない事の煩わしさを、今、身をもって実感している。
例えば、電話。
携帯電話が鳴って、出るとする。
「あ゛い゛、ぬ゛ぐい゛です゛」
この様に、全ての音に濁点が付いてしまう。
「あれ、声、どうなさったんですか」
と、必ず相手が問う。
「じょ゛っ゛ど、がぜで」
このやり取りをしてから、本題に入らねばならぬのだ、毎回。
それに比べると、文章でのやり取りは、とても快適である。
こちらの状態を相手に斟酌されずに、用件のみを伝えられる。
この様な状況下で、電子メールの利便性を改めて実感した。
これを書き終えたら、ちと億劫ではあるが、近所のコンビニまで、
のど飴を買いに行こうと思っている。
しかし、別人の如く、ここまで声がかすれると、元の声に戻るのか、
いささか不安になって来る。
いっそのこと、コンビニでコーラでも買って、一気飲み。
喉に激烈なる刺激を与え、我が声に革命を起こせぬものか。
その荒療治が成功し、ブルージィーな声を手に入れた暁には、
ブルースマンとして、売り出そうかしら。