978声 小川町で再会

2010年09月04日

連日の猛暑、引き続き。
半ば解せない心持で眺めていた、今朝の青空。
二日酔いの目に、染みた。
私の前に座って、煙草をふかしながら朝刊を読んでいる男。
こいつは、同級生。
そして、私たちがいるカプセルホテル。
ここは、埼玉県川越市。
私には、友人がいる。
そいつ等は、県外各地方で、暮らしている。
と言っても、関東地方内の話。
随分久しぶりに、昨夜、埼玉県は小川町で集まった。
それぞれの生活事情の為、集まったのは私を含め3人。
3人とも、小川町とは縁もゆかりも無いのだが、音頭をとった私の一存で、決定した。
それぞれの住まいの中間点及び、鉄道路線図を考慮しての選定であった。
個人的には、夏風邪の真っ最中で、生麦酒片手にゲホゲホ咳き込んでいると言う、
面目ない状況。
それに相まって、消化器系統全般の稼働率も甚だ悪く、食えない飲めない。
それでも、時折、胃から込み上げて来る内容物を、麦酒で流し込みつつ、杯を重ねる。
梯子の最後は、駅前のホルモン焼き屋で飲んでいたのだが、
夜も深くなった頃に辿り着いたのは、川越駅。
最終的には、私とWのみ、チェーン店の居酒屋の隅で、
酔眼朦朧となりつつ、ハイボールをチビチビ飲んでいる始末。
当然、終電など、とうに行ってしまい、カプセルホテルで一泊。
翌朝、二人して駅の立ち食いうどんを啜って、それぞれの帰路へ着いた。
男同士における久々の再会など、とりわけ、あふれる情感など感覚しない。
しかし、それだけで十分だ。