4834声 来来

2021年07月03日

第49回朔太郎忌の撮影だった。前橋市が誇る詩人、萩原朔太郎の没後になんと49回も開催されてきた催し。昨年はコロナ禍の影響で中止だったそうだが、今年は席数を制限して開催された。萩原朔太郎や実在した詩人をモチーフとした人気漫画「月に吠えらんねえ」の朗読劇と、作者・清家雪子さんを招いての対談だった。質疑応答で「大正昭和の詩人たちを漫画というメディアで再批評し世に広めた功績はすごい」という感想があった。僕は仕事で関わるわりに朔太郎の詩をきちんと読んだことがないし、「月に吠えらんねえ」も未読であったが、清家さんがいかに読書と考察を重ねて重ねて漫画を描いているかということは今日1日で十分に理解した。編集作業を通じて、よりわかるのだと思う。

 

そのあとは、高崎在住の映画監督・飯塚花笑くんと合流しある話し合いをした。群馬にいながらにして映画について真剣に話し合えるのは嬉しい。で、それが終わったら数年前の高崎映画祭関連の飲み会以来かな、市内のディープスポットにある中華料理「来来」にて、監督と、編集の阿部くんと3人で飯を食った。汁なし麺が旨い。相変わらず飲食店には厳しい状況が続くが、ある程度は人の行き来があるようだった。