1112声 水のこと

2011年01月16日

日曜日の「三山春秋」は、特に面白い。
などと思いつつ、新聞に目を通しつつ、珈琲を一杯。
麗らかな陽が射しこんでいる、静かな朝。
これで、二日酔いの頭痛さえ無かったら。

上毛新聞紙面。
幸せ願い「おんべえや」〝七福神〟各戸を巡る。
と、題する記事が載っている。
「おんべえや」とは、中之条町入山の引沼地区で行われている、
「七福神まわり」の行事である。
無病息災や五穀豊穣を願って、どんど焼きと七福神の格好をした住民が、
朝から各戸を巡って行く。
この七福神、「めでたいな、めでたいな」巡って行くらしい。
大黒天役が、「まんだわら」と叫んで、福俵をぶん投げ、住民に福を授ける。
と言う、今書いていても、心がほっこりとする内容である。

乾いている現代にこそ、伝統行事の「水」がなければ、
住んでいる人たちだって枯れてしまう。
私の住んでいる近所でも、一昔前より、
どんど焼きなどの伝統行事を見掛けなくなった。
因果関係は無いと思うが、最近、タイガーマスク運動の報道を目にする度、
この「水」の事を考えている。

【天候】
午前中、快晴。
午後より雲多し。