1163声 駅からどう行く

2011年03月08日

先日、第16回の俳句ing参加受付を締め切り、
現在、改めて、当日の吟行予定を精査している。
今回の吟行目的地は、高崎市の箕郷梅林。
榛名山の麓に広がる、壮大な梅林で一句。
と言う趣向なのだが、それを実現する為には、難関がある。
それは、二次交通、なのである。

二次交通とは、駅や空港などから、目的地まで行く、
路線バスや乗り合いタクシーなどの、二種目の交通手段。
一般的に、群馬県は、この二次交通に弱い県と言われている。
一家に一台ならず、一人に一台と言う、自家用車の保有率を鑑みれば、
当然の結果と言える。
有名な温泉地などでは、県内の二次交通を介さず、
首都圏から直接、送迎バスを運行させている。
と言うのも、顕著な例のひとつであろう。

どうであろうか。
この二次交通の整備を、兎も角もう、しっかりと進め、利用促進を試みる。
そして、群馬県に住んでいる人の自家用車保有率を、下げる。
そうすれば、首都圏から人が来て、県内の人は外へ出なくなる。
こんな模糊とした素人考えに至るのは、私が、酒飲み。
と言う事も少しはあるが、今少し、県内の公共交通機関を、
利用したい気持があるから。

そう言えば、以前。
東京で開かれた「銭湯ナイト」と言うイベントで、本を売らせて頂いた時、
東京の方に、こんな質問をよく受けた。
「群馬県で、駅から歩いて行ける銭湯ってどこですか」
それもそうであろう。
東京在住であれば、あまり自家用車を必要としない。
私が紹介したい銭湯は数多あれど、どれもみな、駅からちと遠い。
「駅からは、バスで行った方が良いですよ」
と、答えざるを得なかった。
「じゃあ、バスで行きます」
と、あっさり。
二次交通の利用に積極的なのがまた、都会人の特徴である。

【天候】
終日、やや雲多くも晴れ。
風強く、昨日の雨の所為もあって、花粉が大量に飛散。