私の住んでいる高崎市は、第5グループ。
計画停電の輪番グループが、である。
昨日から開始されていたのだが、高崎市は急遽対象外となった為、
今日が初の停電となった。
9時30分から12時30分までの3時間。
時間になると確かに、ブレーカーが落ちたかの如く、
「パチリ」と、街全体の灯が消えた。
スーパーや飲食店などは、その時間だけ閉店している店舗が目立った。
しかし、コンビニだけは方々へ行っても、開店していた。
私が入ったコンビニでは、停電後直ぐ、
店長らしき人物がポスターを、入り口ドアにポスターを貼っていた。
そこには、マジックで大きく手書きされた、「open」の文字。
取り合えず、様子を見に来たのか、入店して店内をひと廻りして、
出て行く人も、結構多くいた。
みな、いそいそと忙しく、どこか不安そうな面持ちであった。
私の知る限り、停電に乗じて商品をくすねる。
と言った事は耳にしなかったので、日本人の心は、澄んでいると思った。
丁度昼時だったので、弁当を買って車の中で食べた。
レンジで温められないので、冷たかったが、一緒に買った温かいお茶があったので、
左程気にならなかった。
それよりも、寒さに、いささか気が滅入っていた。
ガソリンが勿体ないので、停車中はエンジンを切っている。
なので、エアコンが作動しておらず、とても、寒い。
なるべく、日当たりのよい処へ車を移動させたが、やはり寒さに耐えかねて、
元のコンビニの店内へ入った。
そうこうしていると、計画停電が終わり、電力が復旧した。
店内の人たちから、小さく、安堵のため息が聞こえた。
店を辞して、車を走らせた。
夜の停電が起こったなら、春の星が綺麗に見える。
などと、悠長な事を思いながら運転していると、高崎市沖町の交差点で、
トラックと乗用車が衝突事故を起こしていた。
おそらく、先程の停電中、消えている信号機による為に、起こったのだろう。
信号が青になって、車を進める。
車の中は寒いが、寒さに耐えて弁当を食べていて良かったと、しみじみ思った。
【天候】
終日、快晴。
晴れるが気温低し。
東北地方一部地域では、昨夜から雪の模様。