1171声 計画停電令

2011年03月16日

私の住んでいる高崎市は、第5グループ。
計画停電の輪番グループが、である。
昨日から開始されていたのだが、高崎市は急遽対象外となった為、
今日が初の停電となった。

9時30分から12時30分までの3時間。
時間になると確かに、ブレーカーが落ちたかの如く、
「パチリ」と、街全体の灯が消えた。
スーパーや飲食店などは、その時間だけ閉店している店舗が目立った。
しかし、コンビニだけは方々へ行っても、開店していた。
私が入ったコンビニでは、停電後直ぐ、
店長らしき人物がポスターを、入り口ドアにポスターを貼っていた。
そこには、マジックで大きく手書きされた、「open」の文字。

取り合えず、様子を見に来たのか、入店して店内をひと廻りして、
出て行く人も、結構多くいた。
みな、いそいそと忙しく、どこか不安そうな面持ちであった。
私の知る限り、停電に乗じて商品をくすねる。
と言った事は耳にしなかったので、日本人の心は、澄んでいると思った。

丁度昼時だったので、弁当を買って車の中で食べた。
レンジで温められないので、冷たかったが、一緒に買った温かいお茶があったので、
左程気にならなかった。
それよりも、寒さに、いささか気が滅入っていた。
ガソリンが勿体ないので、停車中はエンジンを切っている。
なので、エアコンが作動しておらず、とても、寒い。
なるべく、日当たりのよい処へ車を移動させたが、やはり寒さに耐えかねて、
元のコンビニの店内へ入った。
そうこうしていると、計画停電が終わり、電力が復旧した。
店内の人たちから、小さく、安堵のため息が聞こえた。

店を辞して、車を走らせた。
夜の停電が起こったなら、春の星が綺麗に見える。
などと、悠長な事を思いながら運転していると、高崎市沖町の交差点で、
トラックと乗用車が衝突事故を起こしていた。
おそらく、先程の停電中、消えている信号機による為に、起こったのだろう。
信号が青になって、車を進める。
車の中は寒いが、寒さに耐えて弁当を食べていて良かったと、しみじみ思った。

【天候】
終日、快晴。
晴れるが気温低し。
東北地方一部地域では、昨夜から雪の模様。