「中毒者」
文字で書くとなんだか怖いが、そう言えばそうかも知れない。
珈琲が、である。
昼間は珈琲を、相変わらず飲んでいる。
主にコンビニで買って飲んでいるのだが、最近は所謂、「缶珈琲」でなくて、
少し大きめなボトル缶の珈琲を売っているので、ついついそちらに手が出る。
因みに、通常の缶珈琲が190mlなのに対し、ボトル缶は概ね300mlと、
110mlも多く入っている。
それを、一日二、三本飲んで、自宅に帰ってからも、また別の珈琲を飲んで入れば、
否が応でも中毒してくる。
珈琲を飲む。
その動機は、はっきりしている。
「手持無沙汰」、なのである。
私は煙草を吸わないので、運転をしている時などは手持無沙汰解消のため、
珈琲を飲みつつ運転している。
長い距離を運転する際は、眠気覚ましの為、尚更、コンビニで買いたくなってしまう。
今となっては、信号で止まるごとに珈琲を一口、と言うのが一つの運転のリズムになっている。
それに伴って、生活全般にも珈琲とリズムが密接に関係しているようである。
朝起きて、新聞を読みながら一杯。
食事の後に一杯。
人と話をする際に一杯。
知人宅で長居をして、「もうお引き取り下さい」の合図で一杯。
それでも、珈琲を止めようとは思わない。
それがもう中毒かもしれないが、動機はどうあれ、
珈琲を飲みたいのだから仕方ない。
珈琲を飲みたくて飲んでいるのだが、安物の珈琲ばかり飲んでいるので、
美味い珈琲が飲めないのには、辟易としている。
「不味いなぁ」と思いつつ、日々、飲んでいる。
それがもう、立派なカフェイン中毒者かも知れない。
では、書き終えたので一杯。
【天候】
終日、麗らかな秋晴れ。