日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。現在の担当者は堀澤、岡安、すーさん、抜井です。この4人が月替わりで担当しています。令和元年は、5月(堀)6月(抜)7月(岡)8月(す)9月(堀)10月(抜)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(抜)3月(岡)の順です。

3968声 何が大事か

2018年09月25日

朝から比重チェック、樽洗浄などする。一つのタンクはそろそろ樽詰めだが、ジアセチルを感じるので樽詰めは延期。その後仕入れをして、午後から今日は、酒税の説明会だった。事務的な確認がメインだから、という理由だけではない荒涼とした感じが出てしまうのは、税務署員だからか、その人の人となりか。税務署員や公務員はまず、接客を学んだらいいと思うが、現実的に難しいだろう。せめて、接客をしなくて成り立ちがちな仕事というのが世の中にはたくさんあって、そういう場合は必ずその不十分さを他の何かが支えてくれている、とわからないと、人間として、歪む。人としてのあり方は、試験の合格や結婚で免除されてしまうもではないのだから。

3967声 浜村

2018年09月24日

始発で山陰本線を浜村から鳥取空港へ。浜村は、旅館が一軒だけの、小さな温泉街である。貝殻節という漁師の民謡が根づく町で、静かな町だった。静かな町のさらに静かな朝の駅はひんやりとしていて、駅前にある貝殻節の像からは温かい温泉が絶え間なく流れ続けている。日本にはまだまだいいところがある。

3966声 日置桜

2018年09月23日

日置桜の呑み切り会で鳥取へ。広島の竹鶴の時と違い、酵母や米の違いがわかりやすかった。50種類近くをティスティングして気がついたのは、口に入れた瞬間に酸を感じないものはきれいと感じやすく、けれども燗につけるのはわりと難しい、ということ。酸を感じるものの方が、燗するときに温め方に苦労しない。きれいな酒質とは、どこを切り取って判断するかでずいぶん変わる。口に入れた瞬間に老ね香があっても味が多く感じてもすっとキレていく酒は、きれいとは判断されにくいだろうなと思った。宿に移動して、夕方から杜氏による一つ一つの酒の説明、その後宴会となった。料理は和食だから合うかと思ったが、日置桜は一緒に食べる料理を選ぶんだという印象だった。

3965声 幕内1000勝

2018年09月22日

早起きをして仕込み。5時はまだ暗い。熱交換器を薬剤洗浄して、仕込スタート。今日はセゾンの仕込みをした。昼過ぎくらいに終わる。うまく発酵してほしい。少し横になり、樽の洗浄、比重チェックなど。夕方いち蔵に行く。いち蔵は本場所中は相撲をやっているのでそれを見に。今日は白鵬が秋場所優勝、加えて幕内1000勝をかけた一番。相手は豪栄道。立ち会いは少し押されたが、左の上手を取ると間髪入れずに上手投げ。しかも下がりながら。お見事。

3964声 アリナミン

2018年09月21日

二日酔い。夕べは飲みすぎてしまった。けれども朝から動けるのは、アリナミンのせいだと思う。

3963声 キングオブパスタ

2018年09月20日

朝からキングオブパスタの打ち合わせ。今年もビールを提供することになった。キングオブパスタは今年から二日間の開催になるそう。キングオブパスタの従来通りの出店ブースと、飲食店が普通にパスタや料理を出して投票はしないブースとに分けるとのこと。滞在時間を長くしてもらえるようにとの試みらしい。キングオブクイーンという、ミスコンもやるらしい。一気に下品な空気になる気がしてならない。でも、それでいいんじゃないか。

3962声 広島から成田

2018年09月19日

午前中の便で成田へ。天気がよく、日本列島がくっきりと見えた。宍道湖、天橋立、琵琶湖、四日市コンビナート、富士山・・。琵琶湖と名古屋は案外近いんだな、とか、位置関係がよくわかる。海岸線を見つけてはGoogleマップに照らしてみる。Googleマップは実際の海岸線とそっくりにできている。Googleマップがあれば、私でも海外に行けるかもしれない。しかし飛行機は、何度乗っても怖い。

3961声 パワハラ

2018年09月18日

連休明けの広島は快晴。通勤通学の人混みにまじり、広島城周辺をジョギングする。学校の体育館から一糸乱れぬ掛け声がする。こういうのに清々しさを感じる人は多いんじゃないか。その延長上にパワハラがあるのを、まず指導者に教えないと、一糸乱れぬ掛け声は、簡単に乱す者の排除、カルト的陶酔になる。マスコミやコメンテーター、率先してパワハラ糾弾をするタイプは、自分が乱す者だった過去を持つ人が多くないだろうか?

3960声 原爆ドーム

2018年09月17日

広島へ。はじめて広島に来た。原爆ドームは元は物産館だったこと、爆弾の放射熱が真上から垂直だったから壁が残ったことなどをはじめて知る。先日むじんで岡住さんが、「22年前の出来事がつい最近なんだから、俺たちが生まれたくらいの時の戦争も最近」と言っていた。もしかしたら明治維新も国定忠治が死んだのも、つい最近なのかもしれない。路面電車の若い女性が、そうじゃそうじゃ言いながら話をしている。広島は一方でまた、戦国時代のままなのかもしれない。

3959声 アリナミン

2018年09月16日

更年期だという話を食中酒百席でしたら、坂口さんからアリナミンがいいよと言われたので買った。飲んで調子がいいのかはまだわからないが、飲むと腰の痛みが軽くなる。

3958声 沈酔メモ

2018年09月15日

6月~8月までのメモをまとめる。

・我慢のないやつはだめ
・飽きるって、寂しくなる、と連動する
・においと味が一緒だから(ジャックダニエル)
・リバーグ ホップドロップサワー
・ワイングラスをぐるぐる回す姿に、どうしてもみっともなさを感じてしまう。傲慢の肯定にしか見えない
・ものすごい猫のおしっこ臭が、時間と共に還元臭に変わる。猫のおしっこは飲めないが、還元臭は飲める
・英語は倒置
・「10パーセントビア、ノーウォーリー」
・俺はわからないが、隣の若い女の子は笑っている
・ギャレットオリバーは腹から声が出ている
・白人力士に肩入れしてしまうのは、大きな白人は不器用、という先入観が自分にある
・ステムの長さは飲むものを小バカにしている
・守らなきゃいけないのは、傷つきやすさ
・立ち飲みはOKなのに、立ち見は勘弁
・苦味と炭酸があるとアルコールがなくても満足する
・自分を基準に動くことができればこそ、他者の基準を汲み取ることができる
・日本酒はワインより味覚の要素が多い
・スンダードは菊姫先一杯でいい
・母性とは、尊厳を預かることのできるエネルギーのこと
・げっぷが出るときはダメ。このストリッパーはげっぷが出る
・女性の女性に対するいいねは、共感に基づいているか
・すずきのマスターの笑顔が好きだ
・ピリ辛をもっと料理に
・もう五本目だよ。五本と言えば龍角散
・甘いものとスーパードライ
・タクシーが一番安い
・50歳くらいで免許をやめたらどうか?
・いくらってうまい
・木札のメニューはやっぱりいいなぁ
・音楽はすごい
・処罰感情みたいなものの持って行き先を探しているような人が多い
・ショオのワインは日本ワイン界のランビック
・擬人化をする人はしつこい
・鬼束ちひろは擬人化をする
・「俺は商人なの」
・「サラ金を群馬ではじめてやった」
・「あとからプライドつけよう」
・「完璧な人間なんていないんだから。ここでこうしたい人はここでこうなっちゃうんだから」
・「好きな人を守る、それが究極だと思う。それ以上の贅沢はない」
・「片想い。それ以上の贅沢はない」
・えぐみしぶみはなれていく。にがみはなれない
・ほんと苦い
・オムライスは洋食の寿司である
・今回の長屋に足りないのは酸
・酸味は日本酒に合う。苦味は合わない
・竹鶴純米(完全に常温に戻ったときに急にきれいになる)、八反(デリケート)、酸味一体(日本酒のランビック)、にごり(常温になると味の多さを感じる)、合鴨米(酸が少ない、垢抜けない)、生もと(複雑、熟成香が重い、味は切れても香りが切れない)
・きもとと打ったら、ちゃんと変換されるのがスタンダードになってほしい
・酸っぱいアイスコーヒーうまい
・苦い思いはおいしいお酒で流し込む
・仕事のたしかさをたしかめろ
・長屋エールは、「長屋」にしたらどうか?
・「いまからどうでしょう」「いかがでしょうか」秋田屋 水前寺清子に似ている
・秋田やの立地。ビジネスマンが歩いているからいい。新宿ではダメ
・甘さがあるから酔える
・尊厳を預かる、という意識がない。持てない、んだな
・胆力とは、他者否定をして平然としているためのものではない。怒りややるせなさを自分で抱えて、それでも崩れない力こそが、胆力である
・政治家とプロレスラーは似ている
・ショオは下味がある。しかも複雑
・藤野の、浦本さんのワイン樽を分けてほしい
・みんなつままない
・苦いのを飲むと酸っぱいのが飲みたくなる
・やっぱり店員が慣れないうちは、お客を断った方がいい
・どんなに忙しくても、店主が崩れない、ということがすごく大事
・酔えたことに感謝できているかどうか。感謝してなくて、その自覚が明確でないなら、酒飲むなよ
・夜の新幹線車内清掃がすごい
・安心できる店に行くよりも、安心できる酒をのみたい
・合わせている、という人の言葉は、いざというときに届かない
・自分のお金で自分の時間を過ごしたくて来ているお客さんが他にもいる。その人たちに対する敬意、配慮がないのではダメ
・目一杯仕込みして一週間働いたら、休日は体を休めるしかない。しかし独り身で、体を休めるだけで一日を過ごせる人がどれだけいるだろうか?家族やパートナーがいるなら話は変わる
・味をわかりたいという欲求よりも、香りをかぎ分けたいという欲求の方が強い
・くさやだ!
・菊正宗樽、酔龍なんかより全然うまい
・少数派を叩くのは、自分たちが少数派になりたくない、という恐怖の裏返しである。
・年を取ると、ジャッジが早くなってしまう。その瞬間、その人のジャッジが早くなかったときを知っている人は、違和感を感じる
・ジャッジが早くなるのは、戦い続けている証拠でもある
・俺は克さんもぎょうじさんも好きだが、五郎さんは、好きで、たまらない
・呟きと愚痴と大切なことを分けるところからしか、ジャーナリズムははじまらない
・他者が安心や幸せを得たとき、なんだよとは思わない。ただ、それまではどうにもできずにいた自分に手こずっていたくせに、そういう自分はもういなくなりましたとばかりに手放してるなと感じたとき、なんだよと思う
・ストロベリータイムが、ランビック的うまさになっている
・あり方ありきの考えが好きな了見に賛同できない
・頑張れるところまで頑張る、というのは、恐怖心の裏返しだと思う
・クミンとゴマと肉
・手打ち麺 セロリ、キャベツ、トマト
・酔うと許せなくなるのかもしれない
・およそオーラなんてものは闇を照らしはしない
・ポンコツのワインより、ショオのシードルの方がうまい
・味付けは変わって当たり前
・目的地を設定していない人間は生きにくい、のはわかる。目的地を設定していない人間が過ごせる場所、時間が必要
・青ざえは、口にいれたとき、膨らまない
・地元に近づけば近づくほど自意識が高まる、というのは、恐怖心である
・唐辛子の辛みと旨み、ホップの苦みと旨み
・仕事外でしゃべらなくていい
・簡単に話しかけてくる人間の甘えやなれなれしさと、話しかけてこないくせに平気で近くで私がいることを知りながら知らぬ顔で私を肴にする人間の甘えやなれなれしさは、全く違う。後者の甘えは、相当たちが悪い
・木曜日に飲みにでない時代
・鯉川純米吟醸は重い
・雑多な場所では、むしろゆらぎのない酒が安心することもある
・たいら貝は大きいが艶がない
・尻の絵はいい
・結局自分に、いいよそれで、と言えるかどうか。いいよそれで、というためには、他者に嫌な思いをさせてないかと考えざるを得ない。それをとことんやる。これは、甘えてきたならば甘えてきただけ大変でもある。けれども、それしか道はない
・フランスワインはレストランとともに発展してきたけど、イタリアワインは家庭料理とともに発展してきた
・伊伏は他者を持てない、オメガは他者がいない、棚橋は他者が勝手に生まれてきた、オカダは他者がいるが、他者の方が他者がいなくてオカダをいさせてやれない、内藤は他者をいさせることを自分がいることと同列に考えている
・日本の米は緩く炊いたら食べられないが、タイマイは食べられる
・アイスの蓋についたアイスは、大人になった今でも見過ごせない
・尾畠春夫さん「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」
・還元は硫黄、玉ねぎ、ブレタノは獣
・邪魔をしないようと言いつつ、自分を拾ってもらうことを要求する
・おしゃれだけか、うまくなくちゃいや、か
・影でも見せれば影じゃなくなる
・苦みとしてのビールと、麦汁としてのビール
・この瞬間は生きててよかったと思うんだけどねぇ。他がためなんだよねぇ

3957声 堕落論

2018年09月14日

「人間だから墜ちるのであり、生きているから墜ちるだけだ。だが人間は永遠に墜ちぬくことはできないだろう。なぜなら人間の心は苦難に対して鋼鉄の如くでは有り得ない。人間は可憐であり脆弱であり、それ故愚かなものであるが、墜ちぬくためには弱すぎる。」

3956声 帳簿つけ

2018年09月13日

朝から帳簿つけ。スタッフを巻き込んで、やるぞと始める。べったり張りついて始めたら、今までの帳簿の曖昧さが浮き彫りになった。一歩前進できた。昼過ぎから電車に乗って、宇都宮へ。ビールの師匠のところへ。瓶詰めについて聞いてくる。師匠の説明はいつも通り、明快な説明だった。これくらいのことは早くできるようになりたい。ブルーマジックで5周年IPAをいただく。かなり私の理想に近いIPAだった。おかわりしてしまった。

3955声 むじん

2018年09月12日

むじんの日。今回は8人と大所帯でいち蔵の座敷。通貨の話から国による儒教の根付きかた、八木節の話まで。話が高度すぎてついていけない部分もあった。収穫は、ブロックチェーンがわかったこと。次回は10月1日シモタヤにて。

3954声 オフフレーバー

2018年09月11日

自然発酵を促しているブドウがまだ発酵を始めない。ブドウの酵母でビールを発酵させられないかとやっている。今日は仕込みをするつもりだったがこれではできないのでオフフレーバーの確認を倉林君と。二人でやると確認を補い合えるからいい。ジアセチルをなんとかしたい。だが、ジアセチルを悪と決めつけて恥ずかしくないような人間にはなりたくない。

3953声 秋が来た

2018年09月10日

早く目が覚める。動けそうなうちに樽洗浄をした。虫がよく鳴いていて、暑くもなく寒くもなく。虫はコオロギのようで、鳴き声を調べたら「ハラオカメコオロギ」というコオロギの声に近い。今日はのんびりしよう、とお茶を入れて飲んだら、そのあとぐっすり寝てしまった。寝ている間に、70歳をとうに過ぎたお客さんからメールがあり、今晩飲まないかと誘われる。元気だ。久しぶりにちょっと夜の街に出て来ようと思う。

3952声 ショオの会

2018年09月09日

食中酒百席当日。朝から晩まで働いて、終了した。イメージする会にはまだ遠い。料理と話とお酒と、こういう会を今まで何度もしているが、料理を作りながら会を進める勘所がわかっていないのだろう。ドメーヌショオのワインは、優しくて、酸っぱくて、業が深かった。

3951声 ぶつける

2018年09月08日

買い出しをして、明日の食中酒百席の料理、構成などを考える。2ヶ月に1度の料理会は、2ヶ月ごとの私をお客さんにぶつける会だ。毎回、もっとぶつけろと自分に言うが、なかなか納得のいく会になることは少ない。明日はやれ。