883声 言うなれば、美学 前編

2010年06月01日

昨日、全て出来上がった。
「群馬伝統銭湯大全」の第二刷が、である。
こう書くと、「売れている」様に受け取る読者もいるかもしれないが、
実際、そうでもない。
因みに、謙遜などはなく、売れている気配もないのだ、最近ことに。
では何故、第二刷を刊行するのか。
まず、現在手元に初版本の在庫は無く、各書店の店頭に並んでいる状態。
店頭の本が無くなり次第、追加納品が可能な状態を保持するべく、
第二刷を在庫しておこうと言う算段。
そして、初版本で幾つか見付かった誤植を、どうしても早く訂正したかったのだ。
現在、この本は、置かせて頂いている全ての県内書店において、厚遇されていると思う。
つまり、書籍陳列棚の、とても目立つ位置に、本を置かせて頂いているのだ。
レジ横に、並んでいる書店もあって、気付かずに訪れた私を、大いに赤面させたが、
反面、非常に恐縮感謝の思いで、拝むが如く(実際、軽く拝んで)、
本の表紙を見つめていた。
それでも売れないのは、著者に問題がある。
この初版から第二刷までの期間は、およそ4カ月だが、
その間にも残念ながら廃業された銭湯がある。
しかし、だからと言って、その頁は削除しない。
むしろ、そうなったからこそ、載せる意義があると思っている。
大量に抱えてしまった第二刷の在庫を不安に思うあまり、夜な夜な、
何だか得体の知れぬ昂揚感を覚えている。
と言う事で、文章量を超過してしまった為、掲載は明日に持ち越し。
ではでは、では。