日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和8年度は4月(坂)5月(ぬ)6月(岡)7月(す)8月(堀)9月(坂)10月(ぬ)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(坂)3月(ぬ)の順です。

4006声 道よ

2018年11月02日

おかげさまで「去年より忙しい」を5年くらい連続で更新している。

 

去年までの仕事は今年もお声をかけていただき、最近新たな仕事が幾つか始まった。有難い気持ちの反面、柄にもなくナイーブになっている。僕は果たして、やりきれるのだろうか。そういう時期なのだと思ってみても、気持ちが前を向かない日が多い。

 

ふと、Yくんと最後に話した場所を通り過ぎた。同い年だった彼は、今はもういない。僕は案外単純な性格である。彼はもうあれもこれもできないが、僕はまだもうしばらくはあれもこれもできる。そんな風に思われちゃ彼も浮かばれないことは承知の上で、一方的に彼に背中を押してもらう。

 

もう一歩、もう一歩。それで気づけば開けよ、道よ。

4005声 行こうよう

2018年11月01日

紅葉を見に行こうよう。

 

今日は打ち合わせの前に吾妻渓谷を撮影した。紅葉は8割といったところだろうか。そのあとは北軽井沢へ。こちらはまさに盛り、を少し過ぎたあたりだった。「今年は例年よりも紅葉がきれいです」と待ち合わせたFさんが言った。北軽井沢では秋は短くこれから長い冬がやってくるが、電柱もない森の中に一歩踏み入れると左右には赤や黄色の絵の具を散らしたような木々がどこまでも続いていた。行ったことはないが、天国のようだった。

 

食欲の秋、とはもう言い切れないもうすぐ39歳。11月は岡安が担当します。

4004声 朝露

2018年10月31日

今日も引き続いて晴れ。
週末は寒気が入って来ているので、朝晩は冷え込むようである。
明日から霜月、11月。
そういえば、今年は、いや今年もだが、
露をじっくりと見る機会がなかった。
露というのは、朝や夜半に葉の表面などに付く水滴である。
朝日の中の露は美しい。
大げさだが、筆舌に尽くしがたいものがある。
早起きができなかったために、見られなかった。
明日にでも見ればいいような気もするが、
日常ではなかなかそういう気分にもならない。
自然の条件、その中での自分の条件。
様々な点が線にならないと、なかなか心を動かすのは難しい。
実際の自然に触れるのはよい。
「あぁ良いな」を思うもの。
中之条は澄んだ空気のなか、紅葉がきれいでしょうね、岡安さん。

4003声 冬近し

2018年10月30日

一日よい天気だった。
東京方面は終日、雲ひとつない快晴で、
まさに「天高し」という印象であった。
冬が近い、天の青の深さ。
星がきれいだろうな、山のほうは。

4002声 数え日の句会

2018年10月29日

今日、店頭に「一番搾り-とれたてホップ-」が並んでいた。
これが並ぶと、酉の市ではないが、もう冬が近いなという実感がある。
そんなことを考えつつ晩酌をしていると、年末の句会予定の連絡が来た。
そういえば、数え日の句会というのは、あまり経験がない。
いやどうであったか。
毎年、新年の句会、つまりこの「鶴のひとこえ」メンバーとの新春句会
の印象が強ので、記憶から消えているだけかもしれない。

4001声 酉の市用意

2018年10月28日

通りかかったら、酉の市の用意をしていた。
もうそんな季節である。
そういえば熊手をかったことがないな。
小さなやつを今年は買ってみようか。

4000声 乗れない

2018年10月27日

初めての句会へ。
三ノ輪から南千住までの千束周辺、
つまり吉原のあたりを吟行した。
まったくと言っていいほど、句はできなかったが、
句会メンバーは慣れているらしく、
巧みに捉えている句がたくさんあった。
それに乗れるか、乗れないか。
ディズニーランドの世界観に乗れるか、乗れないかに、
近い部分がないだろうか。

3999声 清々しさ

2018年10月26日

卓球の福原愛さんが引退した。
スポーツは普段あまり見ないが、第一線のスポーツ選手の姿勢には、
いつも清々しさを感じる。
明確な敵と格闘している、また格闘してきたからだろうか。
それはいうまでもなく、自分の限界であるが。

3998声 訪問者

2018年10月25日

夜、未知の男が訪ねてきた。
坊主頭で四十がらみの顔色の悪い男であった。
昔、裏のアパートに住んでいたから始まって、
いろいろと身の上話をしていたが、とどのつまり、
「二千円貸してください」という。
貸す理由も、義理もないのだが、貸した。
次は貸せない旨と、返却はポストに入れて置くよう伝えた。
男が去ったあと、いろいろと考えをめぐらした。
貸さなかったほうが良かったか、
五百円ないし千円だけ渡し、返却は不要としたほうが良かったか。
しばらくは、玄関先の闇に男の気配がまだあるような気がして、
なんとなく落ち着かなかった。

3997声 齟齬

2018年10月24日

どうやら、時代との齟齬に美を感じてしまう。
という感覚が、私にはあるらしい。

3996声 興味なし

2018年10月23日

ケーキを買おうとして、駅ビルや駅周辺をうろうろしていた。
記憶の中であった洋菓子店の場所に行くと、店が変わっていたり、
そこが和菓子屋だったり、なかなかたどり着けない。
なんとか、改札口のすぐ脇の洋菓子店で買うことができた。
毎日、通っているのに まったく気がつかなかった。
周辺の立ち食い蕎麦屋と立ち飲み屋、
千円カットの床屋と赤提灯ならば、スマホで検索するよりも、
早く正確に案内できるのだが。

3995声 朗高く

2018年10月22日

自宅のすぐ前に、桜並木の一本道があり、道の奥には中学校がある。
したがって、朝夕には学生たちがたくさん通る。
部活帰りだろう、黄昏時ないし夜に、
同じ部活の仲良しと見られる男女が、歌いながら自宅の前を通る。
ほがらかに、たからかに、歌謡曲を歌っている。
自分にもあんな時代があったろうかと、台所で茶碗など洗いながら聞いていた。

3994声 高崎の夜

2018年10月21日

昨晩は、10年くらい会っていなかった知人と、
4人で高崎市街で杯を酌み交わした。
年を取ると思い出話が楽しくなる気がする。
都合の悪い部分は補正して、
思い出の記憶を更新していくからだろうか。

3993声 稲架日和

2018年10月20日

昨晩いささか飲みすぎせいか、予定時刻にすんなり起きれなかった。
パンを齧りつつ慌てて家を出て、車を飛ばす。
こんな日に限って、外環も関越も高速道路は事故渋滞。
句会場の倉渕に着いて、小一時間ほど吟行、そして句会。
町内の田んぼには稲架がたくさん組まれていた。
秋の倉渕は、谷を抜けて来る風といい、
周囲を囲む真っ青な山の影といい、とても清々しかった。
句会が果てると、酒席の約束があったため、すぐに高崎市街へ戻った。

3992声 邪道

2018年10月19日

栄養が偏っているのか、口内炎が何個もできていた。
明日は群馬の山里まで行く用事があるので、
晩酌はせずにと思うが、口内炎が痛く、結局、缶麦酒をあける。
酔ってくると、当然、感覚が麻痺してきて口内炎の痛みが軽減される。
邪道な飲み方をしたことを悔いつつ、一杯二杯。

3991声 夜の蜜柑

2018年10月18日

夜、句会のため笹塚へ出かけた。
兼題が出ていいたので、地下鉄車内で作る。
題のひとつは「蜜柑」だったので、家を出る間際、
台所においてあった蜜柑をひとつ、急いで食べた。
暗がりで皮を剥いた蜜柑の白さに、やや驚く。
笹塚駅へ着いたら、吟行。
雑踏の駅前や、人家の立ち並ぶ路地裏などでは、
なかなか、集中できず消化不良のまま、句会場へ。
ここの句会は麦酒を飲みながらのラフなスタイルである。
空腹で飲んだ麦酒と風邪も相まって、
ややへろへろになりつつ、帰ってきた。

3990声 必殺

2018年10月17日

先日の台風の雨で、雨粒に塩気があったらしく、
家のポストが雨粒の形に錆びてしまった。
安物のポストだけに、いっそう、みすぼらしい様相である。
帰ると、注文していた山口波津女の句集「紫玉」が、
その錆ポストに届いていた。
紫陽花が好きらしく、紫陽花を愛でた句が多く、
ムカデが嫌いらしく、ムカデを殺す句が多かった。
ムカデを見つけると「必殺」していく姿に、
思わず笑ってしまった。
しかし、自身も夫も病を得ての生活、
それが切実な必殺であろうことは、伝わってきた。

3989声 リポD

2018年10月16日

風邪をひいてしまった。
引きたくない時期にかぎって引いてしまうから、やっかいである。
さしあたり、風邪薬は飲まずリポビタンDを飲む。
体が動かなくなってくると、なにかと忘れているような気がしてくる。
今週末締め切りの結社誌の原稿がひとつ。
いまからそれにとりかかるため、リポDをもう一本。